出産・育児

出産後の母親はとにかく大変!出産後に訪れる6つのこと

母親は妊娠中とても大変です。

つわり、貧血、足のむくみ……。

 

そして出産も命がけ!

必死の思いで痛みに耐えて赤ちゃんを誕生させます。

 

赤ちゃんが無事に産まれて、これで一安心……ではないんですね。

 

出産してからもとにかく大変です!

特に初めての出産だとわからないことが多くて不安もつきません。

 

出産後の大変さを知りたいという人。

そして世の中のこれから父親になる人や父親になった人に向けて母親の大変さを伝えられればと思います。

 

Contents

子育て以前に身体がぼろぼろ

出産が大変という認識は誰にでもなんとなくあるものだと思います。

でも想像以上と思っていてください。

 

初産であれば平均12時間かかると言われています。

激しい痛みとともに12時間です。

どんなに体力のある女性でも出産後は疲れ切ってしまいます。

 

よく言われるのは、

『出産による母親のダメージは事故と同じである』

ということです。

事故にあったらとにかく安静にして回復を待ちますよね。

それと同じ状態です。

最初は母親も自身の体を休ませてあげないといけません。

 

でもそんな状態でも赤ちゃんにミルクをあげたり、オムツを替えたりと大忙し。

病院にいる間は、まだ病院側がサポートしてくれますが、退院したら自分たちで頑張らなければいけなくなります。

もし、あなたの妻が布団やソファーでごろごろとしていても、それはさぼっているのではありません。

今は身体を休めなければいけない時期なのだと思ってください。

 

痛みがしばらく残り続ける

出産にともない、初産の場合、多くの母親が会陰切開を経験します。

会陰切開をしなくても、裂傷ができたり、帝王切開をする人もいます。

 

出産後、縫合をしてもらいますがすぐに完治はしません。

これが痛い。

何をしていても痛い。

座るとすごく痛い。

 

座れないってそれだけで辛いですよね。

出産後に使用する円座クッションという中心部に穴が開いたクッションが売られているくらいです。

そういうクッションがないと座れないくらい痛みがあります。

 

とにかく寝れない!睡眠不足

新生児の場合、3時間おきにミルクをあげることになります。

ここで、

「3時間おきならその間休めるじゃん」

と思ったそこのあなた!

その考えは甘すぎます!

 

夜中の赤ちゃんはこんな感じです!

〇赤ちゃんがお腹すいたと泣きだす

〇ミルクをあげる

〇赤ちゃんにげっぷをさせる

〇抱っこして寝かしつける

〇ベッドに置くとまた泣き出す

〇なんとか寝たと思ったらまた泣き出し今度はオムツ

〇そして頻繁にミルクでもオムツでもない原因不明の大泣きをする

もちろん個人差はあるので、夜かなり寝てくれる赤ちゃんもいるようです。

でもそうでないケースが多いと思っていてください。

 

これが一日だけであれば、大変でも乗り切ろうと思えますが毎日続きます。

少しずつ睡眠不足による疲れが体に蓄積していきます。 

 

わからないことによる不安との闘い

育児が初めての場合、何もかもがわからないことだらけです。

もちろん、本を読んだり助産師さんや先輩ママたちに聞いたりして知識をつけることはできます。

でも知識として知っていても、実際に赤ちゃんを目の前にすると、

「本当にこれで大丈夫?」

と思うことが多々あります。

 

例えば、赤ちゃんはすぐに湿疹ができてしまいます。

うちの子どもも生後3週間くらいで出てきました。

 

新生児湿疹といって、助産師さんに聞くと、

「よくあることなので様子を見てください」

と言われ、身体を清潔にして保湿をよくするようにアドバイスをもらいました。

 

でも、赤ちゃんのほっぺたが赤くなって、湿疹ができていると大丈夫と言われても、

「これ本当に大丈夫なの?」

という気持ちになってきます。

 

赤ちゃんの泣き声もそうです。

変な泣き方をするときもありますし、何をしても信じられないくらい泣く続けるときがあります。

大丈夫と思っていても不安になってきます。

 

実際は割と大丈夫なことが多いのですがそれがわからないから不安になるんですね。

でも本当に様子が変なときはすぐに病院に連絡をしましょう。

 

日々の家事は待ってくれない

里帰りしていれば、実家の両親が何かと面倒を見てくれますが、最近は里帰りしないケースも増えています。

 

そうなると、家事は誰がするのか。

育児をしながら母親がすることになりがちです。

父親が協力的であったり、仕事から早く帰れたりすればいいですが、全員がそうはいきません。

ですので、父親になる人は、できるだけ協力をしてあげてほしいですし、もし家事がぜんぜんできていなくても、それはしかたのないことだと暖かく見守ってください。

 

以前読んだ育児本の中に、家事ができてなくてもまずは睡眠を取ることが大事であるといった内容が書かれていました。

身体もぼろぼろ。

わからないことだらけで精神的にも不安定。

そんな中で家事をしっかり行うのはとても難しいのです。

 

それでも、家事ができていないと、

「家事もできないなんて妻失格だ」

なんて思ってしまう人もいると思います。

父親になる人は、できなくてもいいんだよと優しい言葉をかけてあげてください。

 

周りの声に翻弄される

赤ちゃんが産まれると、周囲からお祝いの言葉がたくさん届きます。

祝ってもらえるのはとても嬉しいです。

でも、それだけではないのです。

相手は何気なく言ったことでも母親にとっては悩みになることもあります。

 

母乳がうまくでないときに、

「母乳じゃなきゃだめよ」

と言われたら苦しい気持ちになります。

こっちは必死に頑張っているのにと。

 

「二人目も早くしなさいよ」

いやいや今一人目で精いっぱいなんですけど!

 

「男の子がよかったわ」

無事に産まれてきてくれただけで感謝なんですよ!

 

そんなことがたくさんあります。

育児の仕方についてもそうです。

 

特に母親世代、祖母の世代とは育児の仕方が大きく変わっています。

当時よしとされていたことが現在はよしとされていないなんてことも。

 

そこの違いをわかってもらえず、

「こういうときはこうしなきゃ」

と言われてしまって苦しくなってしまうケースも。

 

 

終わりに

これ以外にも出産後の母親には大変なことがたくさんあります。

 

まず父親になる人には、そのことを知っておいてほしいです。

そして、ほんの少しの手助け、優しい言葉がとても支えになります。

 

育児は母親だけが頑張るのではなく、夫婦で取り組んでいくものだと思います。

仕事もありなかなか協力することが難しい人もいると思いますが、

「自分には何ができるかな」

と考えるところから始めてもらえたらと思います。