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一戸建て住宅のリビングは1階or2階?それぞれのメリットデメリット

一戸建て住宅の購入を考えたときに、いろんな物件を見に行くと思います。

今は1階平屋の家というのは少なくなり、ほとんどが2階建てか3階建てです。

 

物件の内見をしていると、1階にリビングの家2階にリビングの家があります。

 

リビングは、家族が家の中で一番長く過ごす場所 です。

そのリビングが1階にあるのか2階にあるのかはとても重要なポイントです。

 

私たち夫婦は、3階建ての家で1階リビングを選びました。

実際に住んでみて、よかった点もあれば、2階がよかったなと思う点もあります。

そうした経験を踏まえて、1階と2階のそれぞれのメリットデメリットを紹介していきます。

 

1階リビングについて考える

2階建て家だとほとんどの場合、1階がリビングだと思います。

3階建てになると、土地が狭いところだと、1階部分に駐車場スペースを作る関係で2階にリビングという家も増えています。

ここでは、1階リビングのメリットやデメリットについて紹介していきます。

1階リビングのメリット

家に帰るとすぐにリビングがある

仕事や学校を終えて疲れて家に帰ってきたときに、玄関から入ってすぐにリビングにいけます。

荷物を投げ出して、

「今日も疲れたー!」

と言いながらソファーに飛び込むこともできます。

疲れているときにすぐに安らげるリビングに行けるというのは嬉しいことですね。

 

また、リビングにいる側からしても、父親や子どもが帰ってきたのがすぐにわかります。

 

来客があったときに直接リビングに行ける

上記にも似ていますが、来客があったときを想像してください。

リビングが2階だと、必ず1階にある他の部屋の前をとおり、階段を上ってリビングまで行かなければいけません。

でも1階リビングなら、他の部屋を見せることなくリビングに行ける点がいいところです。

 

来客中に顔を見せたくないなというときは、2階3階の部屋に避難をすることもできますね。

階段の上り下りの回数が減る

若いうちは元気よく階段を上ったり下りたりすることができます。

でも年を取ってくると、上の階に行くのが大変になってきます。

できるだけ1階で過ごしたいなと考えると思います。

 

家での生活の中心はリビングになります。

そうなると、1階にあった方が老後は生活がしやすいと思います。

 

荷物の搬入が楽

リビングには、ソファー、テーブル、テレビ、冷蔵庫といった大きな家具・家電を置くことになります。

これを家具屋さんや電気屋さんで購入して搬入するとき、2階がリビングだととても大変です。

 

最近の建売住宅だと、少しでも部屋のスペースを確保するため、そこまで広い階段が設置されていません。

そのため、2階だと購入した家具のサイズによっては、階段から搬入できないことも。

そうすると2階のリビングに入れるのに、2階のバルコニーから庭にロープを下ろして引き上げたり、それも無理ならクレーンに頼ったりすることになります。

 

リビング内に階段がある場合、子どもが必ずリビングを通る

これは、リビング内に階段がある場合です。

子どもが家に帰ってきて子ども部屋に行くまでに必ずリビングを通ることになります。

これってすごく大事なことです。

子どもの動静もわかるし、顔を合わす機会が圧倒的に増えます。

1階に子ども部屋があったら、帰ってきたことにも気づかないかもしれないですよね。

 

1階リビングのデメリット

1階リビングにも当然ですがデメリットがあります。

日当たりがあまり良くない

これは都心部の家にはとても多いことでしょう。

周りの家との距離が近いため、あまり日が入ってきません。

昼間なのに電気をつけないといけないという家もあります。

 

自然の日の光が入ってくると、気持ち的にも明るくなるので、光が入ってこないことは大きなデメリットです。

 

冬場は2階に比べて寒い

1階は地面に近いため、気温が下がります。

エアコンで暖房をつけていても熱が上に逃げていくために床の近くはなかなか暖まらないこともあります。

特にリビング内に階段がある場合は、階段から2階へと空気が逃げて行ってしまいます。

ホットカーペットや、床暖房など、何かしら対策を考えた方がいいかと思います。

 

プライバシーの確保が難しい

外から見えやすい位置にあるため、プライバシーの確保が難しくなります。

1階にリビングがある場合、窓も全部開けてカーテンも全部開けてとすると、外から丸見えになってしまいます。

カーテンをあけても、レースカーテンだけは残しておかないといけませんね。

そうすると、風通しも悪くなってしまうので、開けるか迷ってしまいます。

 

窓を開けたとたん、近くを歩いている人と目が合うなんてことも。

 

防犯面に不安が残る

1階にリビングがある方が、大きい窓が設置されているため、侵入がしやすくなります。

また、1階がリビングであれば、寝室は2階になります。

何か物音がしても気づきにくいという点も挙げられます。

 

1階がリビングである場合、窓を割れにくい素材にしたり、二重ロックにしたりと工夫ができればと思います。

 

2階リビングについて考える

2階リビングのメリットデメリットは、1階リビングの逆が言えます。

ですので、一つ一つ説明をせず箇条書きにします。

2階リビングのメリット

〇日当たりがとてもいい

〇風通しがいい

〇外から見えづらくプライバシーが守られる

〇ロフトがあると使いやすい(2階建ての場合)

〇リビングの広さを確保しやすい(玄関などがないため)

〇外の風景がいい

といったことが挙げられます。

特に日当たりの良さについては、1階リビングとは雲泥の差です。

3階建ての2階リビングで吹き抜けもあれば、日中はまったく電気をつける必要がなくなります。

プライバシーが確保できるのもとても素敵なポイントです。

 

2階リビングのデメリット

〇階段の上り下りが増える

〇老後、2階で生活できるか不安

〇子どもが帰ってきても気づかない可能性がある

〇夏場は熱い

〇家具や家電を運び入れるのが大変

といったものが考えられます。

2階リビングは、日当たりが良い分、夏場はとても暑くなります。

リビング内に階段があると、冷房をいれても、涼しい空気は下の階に流れていってしまいます。

3階建ての2階リビングだと、夏は下に冷気が、冬は上に暖気が上っていってしまいますね。

 

また、家具や家電の運び入れという点では、事前に階段の幅をはかったり、バルコニーから運び入れることができるのかを相談したりする必要があります。

 

終わりに

ここまで、1階リビングと2階リビングのメリット・デメリットを紹介してきました。

 

どちらにも良い面悪い面がありますが、自分たち家族が何を優先事項とするかで、判断が変わってきます。

私たち夫婦の場合、将来的なことを考えると、1階での生活が中心になるだろうということで、1階リビングにしました。

気になっていた日当たりも、日中家にいることが少ないですし、やはり光が入る時間は短いですが、電気をつければそこまで気にはならないです。

 

ただ、冬場の寒さだけは、思っていた以上だったので、1階リビングにする人は、防寒対策を考えておくことをすすめます。

 

家の購入は、一生に何度もあることではないですので、納得いくまで家族で話し合って、少しでも理想に近い家を手にいれていきましょう。

 

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