絵本

【年齢別】絵本選びに悩まない!子どもにおすすめの絵本40選!

「子どもにいい絵本を読ませたい!」

そう思いながらも、いつも悩みます。

〇どの絵本がいいのか

〇この年齢にはどの程度の内容がちょうどいいのか

〇読み聞かせても反応が薄い

〇そもそも絵本が嫌い?

私自身、評判のいい絵本や、私が昔読んでもらっていた絵本、実際に本屋で探してこれなら!と思った絵本を購入しては読み聞かせ。

でもなかなかいい反応が返ってこないこともしばしば。

そういうときは、その絵本を読む時期が子どもの年齢のあっていないのかもしれません。

子どもの成長にあった絵本を選ぶということがとても大事です。

そこで今回は、私自身の体験と、日本出版がどの絵本をどの年齢の対象としているのかを参考にしながら年齢別に紹介していきます。

Contents

【0歳児】におすすめの絵本

0歳児といってもいつから絵本の読み聞かせができるかはご家庭によってかわります。

一般的には6か月ころから。

そのころの子どもってまだ複雑な内容や長いセリフがあってもあまり興味を持ちません。

できるだけシンプルで、見た目で楽しめるものがいいかなと思います。

『ごあいさつあそび』

きむらゆういちさん作・絵の『ごあいさつあそび』

ページをめくると、ひよこさんや犬さん、猫さんといった動物たちが登場。

子どもに向かって「こんにちは」とあいさつをしてくれます。

娘は最初は反応が薄かったですが、繰り返し読んでいくうちに、

「こんにちは」

にあわせて一緒に礼をするようになっていました。

0歳から2歳くらいまでは使わせてもらいました。

『だるまさんが』シリーズ

かがくい ひろしさん作の『だるまさんが』シリーズ。

〇『だるまさんが』

〇『だるまさんの』

〇『だるまさんと』

の三作品があります。

実家の母親から娘へのプレゼントでいただきました。

内容はとてもシンプルで、

「だ・る・ま・さ・ん・が」

と読んだ次のページでだるまさんが転んでいたり、びろーんと体を伸ばしていたり。

「だ・る・ま・さ・ん・が」

のところでひざに乗せた娘と体を左右にゆらすのが楽しいです。

『くっついた』

三浦太郎さん作・絵の『くっついた』

金魚さんやぞうさん、おさるさん。

左右のページにわかれたみんながページをめくるとくっつきます。

最後にはお父さんもお母さんもくっつくので、そのタイミングで娘とほっぺたをくっつきあわせます。

三浦太郎さんの作品では同じようなテイストで『わたしの』、『なーらんだ』もありますが、『くっついた』が一番好きです。

『おいし~い』『おやすみ~』

いしづちひろさん作、くわざわゆうこさん絵の『おいし~い』と『おやすみ~』

どちらも絵がかわいくてわかりやすい2冊です。

食べることも寝ることも子どもの最初の大切な行動ですね。

「おいしい」や「おやすみ」という言葉を学ぶにもいいかもしれません。

うちの子はしばらく「おいち」と「ねんね」としか言えませんでしたが。

『いない いない ばあ』

くまさんや猫ちゃんがいないいないばあ!

これもページをめくるたびにいろんな動物たちがいないいないばあをしてくれます。

子どもも動物にあわせて顔を手で隠して「いないいないばあ!」

そのまま親子でいないいないばあ遊びができるようになりました。

我が家で読んでいたのは松谷みよ子さん文・瀬川康男さん絵の『いないいないばあ』ですが、同じテーマの絵本はたくさんあるので、その中から1冊家にあるといいかなと思います。

『ごぶごぶごぼごぼ』

これはちょっと不思議な絵本。

絵本の中身は不思議な絵と「ぷーん」、「ぷくぷくぷく」といった不思議な言葉。

以前、『マツコの知らない世界』の絵本の回でも紹介されていた1冊です。

なんでも、この不思議な言葉たちはお母さんのおなかの中で聞こえてくる音らしいです。

なにが面白いのかと思いましたが、確かにうちの娘もお気に入りの1冊でした。

『カラフル』

新井洋行さん作の『カラフル』

カラフルな丸や三角がにょきにょきにょき。

いろんなカラフルな色が出てくるので子どもの興味を引いてくれます。

子ども目線で作られている1冊です。

『しましまぐるぐる』

かしわらあきおさん絵の『しましまぐるぐる』

『いっしょにあそぼ』シリーズの一冊です。

比較的新しい絵本ですね。

小さい子どもの好きなはっきりとした色とかわいい絵で描かれています。

ふつうの絵本だけでなく、布の絵本もあれば、マスコット付きの知育絵本としても販売しています。

しましまぐるぐるもいいですが、そのほかのシリーズもかわいくておすすめです。

プレゼント用に2冊セット、3冊セットとしても用意されています。

『ノンタンシリーズ』

キャラクターものは昔から愛されて、子どもにも人気です。

ノンタンは私が子どものころからあったので、シリーズもかなり増えてきています。

全部買うのはさすがに難しかったので特によさそうなものをいくつか購入しました。

小さい子どもにはわかりやすいものということで、『にんにんにこにこ』や『おしっこしーしー』など。

こうした昔からあるのは、下記のような何冊セットとして、箱付きで売られているのもあるので、興味を惹かれます。

でも子どもにはほかにもお金がかかってしまうので数冊だけで我慢をしています。

『ミッフィーシリーズ』

ディック・ブルーナのミッフィーの絵本です。

ミッフィーも昔から愛されるキャラクター。

テレビで流れることもあるので、子どもにはとてもおすすめです。

ミッフィーもセットになっているものがありますが、0歳時向けとなると、『ミッフィーのまるさんかくしかく』や『ミッフィーのかぞえていくつ1・2・3』が私は好きです。

年齢があがれば仕掛け絵本などもありますが、最初はシンプルなものから。

【1歳児】におすすめの絵本

1歳を超えると少し成長した絵本でも楽しんでくれます。

1歳半ばころからはいろんな物の名前を聞きたがるようにもなるので、動物や乗り物がたくさん出てくる絵本もおすすめです。

シリーズだと、うちの娘は『ねないこだれだ』を始めとするせなけいこさんの作品が大のお気に入り。

それでは1歳時向けの絵本を紹介していきます。

『ねないこだれだ』

一番におすすめするのは上記したようにうちの娘が大好きな『ねないこだれだ』

いい子はみんな寝る21時。

でもまだ誰かが起きている。

そんな寝ない悪い子のところにおばけがやってきてしまい……。

という作品です。

せなけいこさんの作品は絵がきれいなわけでもなく、内容が素晴らしいわけでもなく、でもなぜか子どもに人気という不思議な絵本です。

『ふうせんねこ』なんかも娘と一緒にほっぺたふくらませて「ぷー!」と言いながら読んでいます。

『ルルちゃんのくつした』や『あーんあん』もいいですね。

人気があるからかスタイやマスコットも出ていてびっくりしました。

セット販売もしていますが、ちょっと高いので図書館で借りて特に気に入ったのを1冊ずつ購入しています。

せなけいこさんはよく読まれる絵本の一つなので、ブックオフなどの古本屋でも比較的購入しやすいです。

 

『どんどこももんちゃん』

とよたかずひこさんの『どんどこももんちゃん』

ももんちゃんがどんどこどんどこ走っていきます。

川をわたって、山をのぼって……。

途中ころんで頭を打ってしまってもめげずにまたどんどこどんどこ。

最後にお母さんの胸に飛び込むところはとてもかわいくてたまりません。

子どもの成長を絵本にした1冊です。

『きんぎょがにげた』

五味太郎さんの『きんぎょがにげた』

金魚鉢に入っていた金魚が飛び出すところから絵本は始まります。

「きんぎょがにげた」

「どこににげた?」

から始まり、花に化けたり、カーテンにかくれたりしている金魚を追いかけていきます。

娘と読みながら、

「きんぎょどーこだ?」

と聞いていくと、最初は??という表情を浮かべていましたが、だんだんと金魚を指させるようになっていくので、子どもの成長も感じられて楽しい絵本です。

1歳後半になってくると、もう金魚そっちのけで、絵本に出てくる絵を指さして名前をいうようにせがむのでなかなか絵本が進まず大変です。

『かくれんぼシリーズ』

いしかわこうじさん作の『かくれんぼシリーズ』

友人から『どうぶついろいろかくれんぼ』をもらったのが最初でした。

模様だけのページを見ながら、

「この動物なんだと思う?」

と娘に語りかけながら絵本を読んでいきます。

この『かくれんぼシリーズ』では、 これ以外にも、『どうぶつもようでかくれんぼ』、『のりものいろいろかくれんぼ』というのもあります。

男の子には乗り物も楽しいと思います。

いしかわこうじさんの絵本は絵がやさしく内容もシンプルだから小さいころにぴったりです。

あと、ページがやや厚めの作りになっているので多少乱暴に扱われても破れたりしないのがいいところです。

『あかまるどれかな?』

しみずだいすけさん作の『あかまるどれかな?』

いろんな形や色のあかまるたちが出てきます。

それを子どもと一緒に、

「あかまるどれかな?」

と声をかけながら読んでいく絵本です。

1歳半ばから後半になってくると、ただ読むだけというより、子どもが少し考えながら読んだり、指さしたりできるものだと、子どもの成長が感じられて大人も楽しいです。

『こぐまちゃんシリーズ』(しろくまちゃんのほっとけーきなど)

わかやまけんさん作の『こぐまちゃんシリーズ』

この本も1970年代ころに初版発売のロングセラーです。

私も小さいころ持っていましたし、多くの人が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

一番有名なのは、『しろくまちゃんのほっとけーき』

こぐまちゃんのお友達のしろくまちゃん。

お母さんと一緒にホットケーキを作ります。

材料をそろえて、粉をボールでまぜて、完成したらこぐまちゃんと食べます。

でもまだまだしろくまちゃんは上手にできなくて、卵を落としてしまったり、ボールでまぜるのに周りに飛び散らせたり。

将来子どもと一緒にホットケーキを焼くのが楽しみになりますね。

日本出版では2歳からの絵本と紹介されています。

確かにほかの1歳児向けよりは文章もありますが、絵がかわいいのもあってうちの娘は1歳の最初くらいから繰り返し読み聞かせをせがんでいました。

ほかの『こぐまちゃんおはよう』や『こぐまちゃんとぼーる』も人気です。

この『こぐまちゃんシリーズ』もせなけいこさんの絵本と一緒で図書館にも古本屋さんにもかなりあります。

新品にこだわらなければまずはそちらで読んでみて、お子さんが気に入ったものがあれば購入という形がいいかなーと思います。

『はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう!』

くぼまちこさん作の『はみがきれっしゃしゅっぱつしんこう!』

1歳ころの子どもはなかなかはみがきを嫌がりますよね。

うちも娘も全身をよじって逃げ出そうとします。

少しでもはみがきへの抵抗を減らしてもらおうと、はみがきを題材とした絵本も読ませています。

これが意外と効果があって、絵本と一緒にはみがきをしたりしています。

『おふろでちゃぷちゃぷ』

松谷みよこさん作、いわさきちひろさん絵の『おふろでちゃぷちゃぷ』

いわさきちひろさんのやさしいタッチの絵が特徴的ですね。

いわゆる絵本の絵と違うので娘が気に入ってくれるか不安でしたが、思っていたよりも繰り返し読んでとせがむ1冊です。

あひるさんがタオル持ったりせっけん持ったりするのを見て、

「おふろにいくんだ!」

と気づいた子どもが一緒に入ろうと一枚ずつ服を脱いでいく話です。

うちの娘は1歳後半になると、絵本にあわせて自分の服も脱ごうとするようになりました。

【2歳児】におすすめの絵本

2歳になるとさらに内容も動きが増えたり文章の量がすこーし増えたりしてきます。

興味の幅も広がりますし、トイレトレーニングにあわせてトイレ関連の絵本を読むのもいいですね。

『ねずみくんのチョッキ』

なかえよしをさん作、上野紀子さん絵の『ねずみくんのチョッキ』

私が小さいころとても好きだった絵本です。

ねずみくんがかっこいい赤いチョッキを着ていたらいろんな動物が声をかけます。

「ちょっときせてよ」

ねずみくんよりも大きな動物たちがかわるがわるチョッキを着ていき、チョッキはどんどん伸びていってしまい……。

初版は1974年とかなり前になりますが今でも愛される1冊です。

『ねずみくんシリーズ』もたくさん出ているのでほかの本も楽しめると思います。

『はらぺこあおむし』

エリック・カール作の『はらぺこあおむし』

この絵本よりもぬいぐるみの方を先に目にする人の方が多いのではないでしょうか。

私もはらぺこあおむしの存在は知りつつ読んだことはなかったので、図書館で借りて娘に読んでみました。

借りた時期が1歳前半だったのでちょっと早かったかなと思います。

絵本にはあおむしが食べた穴があるので絵本よりもそこに指を突っ込むのが楽しいみたいでした。

このとき読んだのはボードブック版です。

『くだものさん』『やさいさん』

tupera tupera作の『くだものさん』と『やさいさん』

子育ての終わった友人にいただいた絵本です。

ぱっと見たときにくだものさんもやさいさんも少し顔が怖いので娘が嫌がるかなと思ったのですがぜんぜんそんなことなく、何度も読まさせられています。

『くだものさん』だと、

「くだものさんくだものさんだ~あれ?」

と読んだあと、折りたたまれているページをめくるとくだものが出てくるというシンプルな作りです。

これでくだものややさいの名前も少しは覚えられました。

1歳前半から読ませていたのですが、やはり少し早かったようで最初は反応が悪かったです。

1歳後半から理解してきていたので、2歳児で紹介しましたが1歳でも大丈夫かも。

『くだもの』

平山和子さん作の『くだもの』

とてもリアルな絵で描かれた絵本です。

この本も『マツコの知らない世界』で紹介されていました。

そこに本物があるかのような絵につい子どもも手を伸ばします。

『ねずみさんのながいパン』

多田ヒロシさん作の『ねずみさんのながいパン』

ねずみさんが長いパンをもってとっとことっとこ走っていきます。

するといろんな動物の家族がご飯を食べていて……。

2歳くらいになると、動物の名前も少しずつわかってくるので、出てくる動物たちにとてもいい反応をしてくれます。

絵もかわいいのでお気に入りの1冊です。

『ピヨピヨスーパーマーケット』

工藤ノリコさん作の『ピヨピヨマーケット』

にわとりのお母さんとひよこたちがスーパーマーケットで買い物をします。

ひよこたちはいろいろとほしがるけれど、お母さんは夜ごはんの食材をえらび。

お菓子は買ってもらえなかったけど、夜ごはんにひよこたちの大好きなものが並びます。

絵本はにわとりの親子ですが、自分たちにもあてはまる家族を感じられる絵本です。

『おべんとうバス』

真珠まりこさん作の『おべんとうバス』

お弁当の食べ物が返事をしながら次々にバスに乗っていきます。

食べ物大好き、お返事大好き、乗り物大好きな子どもにぴったりです。

1歳後半から2歳になってくると乗り物の絵本への反応がとてもよくなってきます。

この『おべんとうバス』以外にも、『でんしゃがきました』やこぐまちゃんシリーズの『こぐまちゃんのうんてんしゅ』などもおすすめです。

おわりに

本当に素敵な絵本が本屋さんにはたくさん並んでいます。

ここで紹介した絵本以外にも読んであげたいなと思う絵本だらけです。

どの絵本が子どもにいいか迷うので、少しでも参考になればうれしいです。

子どもに読ませたい本、子どもが好きな本といろいろありますが、どの絵本でも子どものためになります。

少しでもたくさんの絵本に触れさせて、興味の幅を広げていけるといいなと思います。