育児本

父親に向けた育児本で学ぼう。子育ての心構えや母親の苦労が書かれた一冊

近年、育児にたずさわる父親が増えてきていますね。

育児休暇制度を積極的に取り入れる企業も増えてきています。

 

でも、実際に父親になるってどういう感じなのだろうか。

何を意識すればいいのだろうか。

とわからないことがいっぱいです。

 

そういうときに、父親に向けた育児本を読むことをおすすめします。

 

今日紹介するのは、

『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』です。

 

Contents

どういう本か

『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』は、1万年堂出版から出ています。

 

この本を含めた子育てハッピーアドバイスはシリーズとなっており、父親用のものだけではありません。

〇HSCの子育てハッピーアドバイス

〇0~3歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス

〇3~6歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス

〇大好き!が伝わる ほめ方・叱り方

〇知っててよかった 小児科の巻

〇日めくり子育てハッピーカレンダー

〇子育てハッピーソングス

など、ざっと見ただけでも、36冊の本が刊行されているようです。

日めくりカレンダーや歌の本も少し気になりますね。

子育てハッピーアドバイスシリーズに興味がある人はこちらへ

 

この本はその中でも父親になる人に向けた本になります。

重要だと思われるトピックについて、イラストと解説でわかりやすく説明をしてくれています。

子育てハッピーアドバイスシリーズ全体に言えることですが、子育てのやり方や子どもへの声のかけ方などで、いい例と悪い例を二つイラストにして、どう違うのかを比べているのでイメージがしやすいです。

 

この本が伝えようとしていること

父親の与える影響

これ以外のシリーズの本の中でも、子育ての仕方一つで、子どもの自己肯定感が養われるか損なわれるかが決まると書かれていました。

 

甘えることと甘やかすことは違うこと結果だけでなく過程を見てあげることなど、

「なるほど!」

と思える記述が多かったように思います。

 

この本では、父親の与える影響について多くの記述がありました。

一部を紹介すると、

〇子どもの自己肯定感が養われる

〇夫婦の絆が強くなる

〇母親の生活に余裕が生まれる

〇父親が子どもと遊ぶことで体も強くなる

〇母子密着を防ぐことができる

といったものが挙げられていました。

 

母親の負担を減らしていいサイクルを作ること

この本では、母親の育児がいかに大変かを伝えています。

 

母親だけに育児を任せて、

「私は仕事をして稼いでいるのだから」

「家でくらいゆっくりさせてくれ」

といった態度の父親の家庭だと、すべての負担が母親に向かいます。

 

そうすると、母親の方も、

「少しもわかってくれない!」

と父親に対して思うようになってしまいますよね。

 

母親が育児を一人で抱え込んでどんどん疲れていくかもしれません。

夫婦のけんかが増えるかもしれません。

そんな姿を見ている子どもにもいい影響があるはずがないですよね。

 

ですので、少しでも母親の負担が減るように父親も育児に参加すること。

育児の失敗があっても母親を責めないこと。

毎日育児に取り組む母親に優しい言葉をかけること。

そうした行動を推奨しています。

 

妻がのぞんでいることを考える

家庭によって妻が何を望んでいるかはそれぞれで違うと思います。

「家事を手伝ってほしいな」

と思っている妻に、

「息抜きに映画でも行っておいで」

と言っても、妻も嬉しい気持ちもありつつも、家庭のことが気になりますよね。

 

家事をしてほしいのかもしれないですし、子どもの世話を任せたいのかもしれません。

妻のために何かをしてあげようという気持ちはとても尊いものですが、そこがずれているとどちらにとっても望むものにはならないですね。

相手が何を望んでいるのかをきちんと知った上で行動することが理想です。

 

共感することが大切

妻の話に共感をしてあげましょう。

 

育児に関係なく、私のうちでも妻はとてもよく話します。

脈絡のない会話も多いですし、結論のよく見えないものもあります。

そうしたときに、

「だから?」

などと結論を急がせるのはよくないですよね。

 

たいがいの場合、話を聞いてほしいだけです。

でもその聞くことが妻にとってはとても重要なようです。

 

できるだけ、「でも」「しかし」「だけど」といった否定の言葉も避けれるといいかと思います。

 

終わりに

実際に仕事をしているとなかなか早く家に帰れません。

ですので、

「たくさん育児に関わるぞ!」

と思っても難しい部分もあります。

 

そうしたときは、妻とよく相談することが大切です。

「自分は仕事が忙しいから」

で終わるのではなく、そのことを妻が知ってくれているかどうかだけでも、お互いへの理解が変わります。 

 

自分たちにあった形で無理のない範囲で協力をしあえることが一番です。

 

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