子どもが産まれるといろんな人からお祝いを頂くと思います。
両家の家族や親せき。
それぞれの友人。
職場の同僚や上司。
とてもありがたいことです。
でももらって喜んでいるだけではいけません。
日本には”内祝い”という習慣があります。
内祝いとはどういうものか
内祝いとは
内祝いとは、本来は、身内に起きた出産や結婚といった喜ばしい出来事を一緒に祝ってもらうという意味です。
ですので、昔はお世話になった人を自宅に招いて飲食をともにしていました。
それが時代とともに変化をしていき、近所に配るものになり、そして今のように、お祝いに対してのお返しという意味合いへとなっていきました。
内祝いは、慶事へのお祝いへのお返しとなるので出産のときだけではありません。
出産内祝い、結婚内祝い、入学内祝い、成人内祝い、就職内祝いと人生の節目の喜ばしい出来事のたびにあるものだと覚えておきましょう。
内祝いののしは?
内祝いにはのしをつけます。
出産内祝いの場合、表書きは「内祝」と書き、その下には赤ちゃんの名前を入れます。
水引は赤白の「蝶結び」にします。
結婚内祝いの場合は、水引を上に向けた「結び切り」が定番ですね。
結婚式の「結び切り」は、一度結ぶとほどけないことから、「二度と繰り返さない」という気持ちが込められています。
出産内祝いに使う「蝶結び」の場合は、「何度も結び直せる」ことから、何回あっても嬉しいお祝い事のときに使います。
内祝いの時期はいつか
出産内祝いを贈る時期は、お宮参りの前後と言われています。
ですので産まれてから1か月~2か月で準備ができるといいかと思います。
今は宅配便で自宅に届けてもらうことが多いと思いますが、近所であれば、赤ちゃんを連れて行ってもいいと思います。
ただ、お祝いを頂いた時点で一度、電話でお礼を言いましょう。
メールなどで済ませずに直接お礼を言うことをすすめます。
金額はいくらくらいか
内祝いは、一般的にもらった額の3分の1~半分程度と言われています。
現金でもらったときはわかりやすいですけど、品物で出産祝いをもらっていると値段がいくらかって調べづらいですよね。
ですので、あくまで3分の1~半分程度と思って内祝いを選びましょう。
内祝いには何を贈ればいいか
これが一番悩むところですね。
定番の内容を紹介していきたいと思います。
タオル
これを贈る人は比較的多いと思います。
もらって困ることはありませんから。
内祝い用のタオルセットも最近では増えてきていて、やわらかいタオルが木箱に入れられていて、少し高級感が漂います。
私も友人に出産祝いを贈ったときには、お返しに今治タオルが木箱に入って届きました。
食べ物や飲み物などの消え物
使ったり食べたりしたらなくなるものは相手にも負担にならずいいと思います。
特に相手が年配の方であれば、生活に必要な物はしっかりと備わっています。
ゼリーやジュースのセットもネットを見ると種類が多くて選ぶのが楽しいですよ。
名入りの商品
出産内祝いなので、産まれた子どもの名前を入れて贈るという人もいます。
名入り商品の種類も今では豊富にあります。
どら焼きやカステラなどに焼き印で名前を入れているもの。
お米やワインのラベルに名前を入れているもの。
名前だけではなく写真も一緒についているケースもあります。
名入りはどちらかというと家族に向けた商品でしょうか。
カタログギフト
相手がどんなものを好むかがわからないときはカタログギフトです。
ふだんあまり交流の少ない親戚や上司にはいいと思います。
友人に内祝いを贈るときは、相手の好みもわかるので、感謝の気持ちを込めて一つ一つ選びたいところです。
でも、あまり交流がない相手の場合、下手な商品を贈って困らせてしまうのも申し訳ないのでこうした方法もありだと思います。
終わりに
出産内祝いは、お祝いへの感謝の気持ちを込めて贈るものです。
できるだけ相手にあったものを考えていければいいと思います。
中には、
「お返しとかいらないからね!」
と言ってくれる人もいます。
じゃあその人に返さなくてもいいかというとそれは相手との関係次第だと思います。
私は基本的には、こちらの感謝の気持ちでもあるのでお返しはすることにしています。
ケースバイケースのなので、一番いい形に落ち着けれればいいと思います。
出産後はやることが多くて大変だと思いますが、これも出産に関わる一つの行事と思って取り組んでみてください。
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