仕事

新人が仕事を教わるときに意識してほしい5つのこと

社会人になったばかりは誰もが新人です。

仕事も社会人としてのルールもわからないことだらけ。

名刺の渡し方だって作法があるなんて知らないものです。

 

私も新人のころは、当然なんにも知らない人間でした。

しかし、先輩に教わったことであっても、

「これってこうでよかったんだっけ?」

と不安になり何度も同じことを聞く頼りない後輩だったと思います。

 

でも、私の後輩Iは違いました。

私の新人時代よりもはるかに覚えが早く仕事ができました。

率先して仕事を行い、同じ質問はしない。

半年もしないうちに戦力になっていたように思います。

 

何が自分と後輩Iとでは違ったのか。

その違いは、仕事を教わるときに姿勢によって生まれるものでした。

 

そこで今回は、新人が仕事を教わるときに意識してほしいことを紹介していきます。

Contents

メモをとること

人から何かを教わるときにまずしたいことはメモです。

私も新人の頃は、

「言われたことはメモをしろ」

とよく先輩に言われていました。

 

メモをすることは、まず相手にこちらは聞く姿勢であるということを示せます。

教える先輩も人間ですので、きちんと聞く意思がある相手に教えたいと思います。

逆にメモを用意せず、ただ聞いているだけの人に対する評価はそれだけで下がります。

 

当然ですが、メモをしておけば、

「どうするんだっけ」

困ったときの助けになります。

簡単なメモであっても、目を通すと教えてもらったことが思い出しやすくなりますよ。

 

メモをするのはどんなものでも構いません。

ノートでも、A4用紙でも、ふせんでも。

自分の一番やりやすいアイテムをしようしていいと思います。

 

ただし、スマートフォンは避けた方が無難です。

自分がよくても、教える側からすると、

「なんでちゃんと聞いていないんだ」

と誤解されることもあります。

メモをしたものは、一つにしていつでも振り返りやすい形にしておきましょう。

同じことを何度も聞かない

できるだけ、一つの内容については、一回で覚えるようにしましょう。

 

教えてくれる側も、自分の仕事を抱えながら教えてくれています。

 

一度教えてことを、

「これってどうするんでしたっけ?」

と聞かれると、

「前に教えたじゃん」

という気持ちになります。

私はこれをけっこうやってしまっていたんですね。

今思うと本当に申し訳なかったです。

 

これは先ほどの、”メモを取る”ことにもつながりますが、一度で覚えられる工夫をしましょう。

質問をするときは自分の意見を持った上で

まったく何もない状態のときは、真剣に先輩が教えてくれることを聞きましょう。

ある程度仕事に慣れてくると、初めての事案でも、

「これってこうかな?」

と思うことが出てくると思います。

 

もちろん経験したことのないことや、教わっていなくてわからないことは、遠慮なく質問をしましょう。

でもその際に自分の意見を持った上で先輩のところに行くことを勧めます。

そうすることで、理解の幅が広がりますし、先輩からも、

「ちゃんと考えようとしているな」

と思ってもらえます。

 

例えば、

「この件って、どうしたらいいですか?」

と聞くのと、

「この件って、こういう風に対応した方がいいでしょうか?」

と聞くのでは、聞かれた側も感じ方が変わりますよね。

更に言うなら、意見を持って質問をして、どんな回答がくるかまで想定できると完璧です。

感謝の気持ちと事後報告

先ほども書きましたが、教えてくれる側は、暇なわけではありません。

中には、新人に教えることを負担に感じる先輩も当然います。

 

だからこそ、教わる側は、

「教えてもらって当然!」

と思うのではなく、

「忙しい中、ありがとうございます!」

という気持ちを持ちましょう。

 

もし持てなくても、感謝してますという雰囲気は出しておきましょう。

ポーズでもいいんです。

そういう姿勢が大切なのです。

 

教えてもらったことには、

「ありがとうございました」

ときちんと礼をすること。

これはみんなしていると思います。

ぜひして欲しいのは、教わった内容で何か事案ができたら、

「先輩のおかげでできました!」

と報告をしてください。

意外と教えた側は、

「大丈夫だったかな」

と心配をしているものです。

 

きちんと報告をした上で礼を言ってくれる後輩には、

「また教えてあげなきゃな」

という気持ちになるものです。

わかる範囲で自分で調べてみること

私の職場には、社内規定というものがあります。

これは多くの会社にあると思います。

また、電話応対マニュアルや、ケースごとの過去の事例なんてものも存在します。

 

わからないこと、教わってないことを質問することは当然のことです。

ただし、質問すれば教えてもらえると当たり前に思うのは自分の可能性を狭めてしまいます。

 

私も最初のうちは、質問されると、

「これはこうしたらいいよ」

「こういうときはこうだよ」

と教えます。

その際に、マニュアルにもこう書いてあるということを教えてあげることにしています。

 

それでも、何度も同じように何も考えずに教わりにくると、

「マニュアルにはなんて書いてあった?」

と尋ねるようにしています。

質問に答えたくないわけではありませんが、できるだけ自分で考える癖をつけることが大切だと思います。

もし、社内にそうした規定やマニュアルがある場合は、まずそちらを見て、考えてから質問にいきましょう。

終わりに

新人が教わるときに意識してほしいことを紹介してきました。

最初のうちは、そもそも何を聞いていいのかもわからないと思います。

また、忙しそうにしている先輩に聞いていいのかと悩むこともあるでしょう。

 

ですが、遠慮なく質問ができるのは新人のうちだけです。

その際に、上記のようなことを意識しながら真剣に聞く姿勢を見せれば、相手も真剣に対応してくれます。

一日も早く仕事を覚えて戦力になれるように、まずは聞く姿勢から大切にしていきましょう。