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一戸建てとマンションの特徴を比較!購入するならあなたはどっち?

家を購入するときにいろんなことを考えると思います。

その中の一つに、

『一戸建て』『マンション』のどちらがいいか!

という悩みがあります!

そこで今回は、一戸建てとマンションとではどんな違いがあるのかを考えていきます。

ここで紹介するのは、不動産経済研究所による調査のデータを参考にしています。

(※2018年1月~12月のデータとなります)

Contents

一戸建てとマンションの住み心地比較

住居の広さ

住居の広さを比較していくと一戸建ての方が広い傾向にあります。

一戸建ての住居の広さを見ていくと、

【一戸建て】

東京23区……98.7㎡

東京区外……97.4㎡

神奈川県……100.8㎡

埼玉県……98.3㎡

千葉県……100.7㎡

となり、平均面積は首都圏のどこの地域でも90㎡を越える広さとなっています。

一方でマンションを見てみると、

【マンション】

東京23区……62.8㎡

東京区外……70.3㎡

神奈川県……71.0㎡

埼玉県……69.5㎡

千葉県……73.6㎡

と平均して70㎡前後となります。

一戸建ての場合、住居の広さの中に階段のスペースも含まれていますが、それを考慮しても一戸建ての方が広いことがわかります。

ただし、マンションの場合、中庭やゲストルーム、パーティールームといった共用施設が充実している建物も存在します。

最寄駅からの距離

これは断トツでマンションの勝ちですね!

マンションの購入を考える理由の大きなものにこの最寄駅からの距離が挙げられます。

【駅徒歩5分未満】

マンション……36.6%

一戸建て……6.6%

【駅徒歩5~9分】

マンション……39%

一戸建て……25.2%

【駅徒歩10~14分】

マンション……16.7%

一戸建て……25.9%

【駅徒歩15分以上】

マンション……3.1%

一戸建て……9.8%

【バス便】

マンション……4.6%

一戸建て……32.5%

マンションは徒歩10分未満でおよそ7割となっています。

電車で仕事に向かう人にとっては、駅近のマンションは魅力的にうつります。

一戸建てになると、徒歩15分以上もめずらしくありません。

駅に近づけば近づくほど金額もあがるため、なかなか一戸建てで駅近は難しいですね。

物件価格

物件価格は立地条件によって大幅に変わるため一概にはいえません。

でも、一応、2018年の平均を紹介します。

【一戸建て】

東京23区……8738万円

東京区外……5767万円

神奈川県……5948万円

埼玉県……4214万円

千葉県……3791万円

【マンション】

東京23区……7142万円

東京区外……5235万円

神奈川県……5485万円

埼玉県……4309万円

千葉県……4306万円

となっています。

あくまで平均値ですが、やはり東京23区は圧倒的に価格が上がります。

都心部では、一戸建てよりもマンション価格の方が少し安くなります。

でも、埼玉県や千葉県になると、駅近のマンションの方が、立地や利便性から価格が上となります。

防犯面

防犯に関しては、マンションの方が安心できます。

マンションが一戸建てと違うのは、

〇エントランスやエレベーターなど多重セキュリティ

〇管理員や警備員が24時間いるところも少なくない

〇宅配ボックスがも増えている

〇敷地内の公園や中庭がある物件も

といったことが考えられます。

一戸建てに比べて、不審者が近づきにくいというイメージが強いですね。

ただし、一戸建てでも、防犯カメラや警備会社と契約をする家庭も増えているので、自分で考えて防犯面を強化することは可能です。

駐車場

多くの一戸建ての場合、1台から2台分の駐車場が確保されています。

都心部の駅近物件でも、1階部分も一部が駐車場になっていますね。

自宅に駐車場があるから、買い物から帰ってきても、すぐに荷物を運び入れることができるというメリットも大きいです。

 

一方マンションになると、マンションからやや離れた位置に駐車場があったり、機械式の駐車場で出入庫に時間がかかるケースも。

また、マンションの場合、駐車場代がかかり、5000円~2万円がかかると考えておいた方がいいです。

部屋の間取り

間取りについては、一戸建てにもマンションにもメリットデメリットがあります。

マンションも一戸建ても3LDKから4LDKと物件が多いように感じます。

しかし、二つを比べるとかなり違う構造になります。

 

マンションだと、ワンフロアが主流であるため、家族の気配が感じやすく距離も近いというメリットがあります。

また、同じフロアのため、家事の動線もスムーズで奥さまにとっては利点が大きいです。

一戸建ての場合、2階建てか3階建てとなります。

マンションのように近い距離間隔とはいかないかもしれませんが、お互いのプライバシーは守りやすいです。

子どもが成長をしてくると、そういった気遣いも必要となってきます。

また、リビングで過ごす時間と、個室で過ごす時間でメリハリもつけやすいのも特徴です。

風通しや明るさ

これについては一戸建てが圧倒的に有利です!

構造を考えれば当たり前のことですが、窓の多い一戸建ての方が風はよく通ります。

窓が多い分、光を部屋の中にたくさん入ってきますね。

最近では、吹き抜け付きの一戸建ても多いため、更に日中の明るさを得ることができるようになってきています。

マンションとなると、上の方の階になればなるほど、遮るものもなくなり、南側の窓から光は入ってきます。

また、上階の景色の良さは一戸建てにはないものですね。

どういうポイントで家を選ぶか

ここまで、一戸建てとマンションの特徴を比較してきました。

では、どこに気をつけて選ぶか。

大切なのは、自分たちの家庭にとってどこが譲れない部分なのかです。

私たちは一戸建てマンションかで一戸建てを選びましたが、選ぶポイントとして、

〇電車通勤に便利な立地

〇風通しの良さや家の明るさ

〇間取りの利用のしやすさ

の3つが大きかったように感じます。

 

一つ目は、電車通勤をする関係で駅からあまり遠くない場所であること。

もちろんマンションであればほぼクリアな内容でしたが、一戸建てなら徒歩15分以内という条件で探しました。

 

二つ目は、風通しと日当たり。

当時、夫婦の間では、子どもが産まれてしばらくは共働きではなく、育児に集中した方がいいのではという意見が出ていました。

そうなると、日中は妻と子どもが家にいることが多くなります。

できる限り、日当たりのいい家の方が健康的ではないかと考えました。

 

3つ目は、間取りの利用のしやすさです。

子どもができることを考えて、子ども部屋が二部屋確保できること、リビングを通って玄関に向かうこと、リビングとお風呂は別の階にしたいことなどが条件としてあがりました。

 

こうしたことを考えながら最終的に、マンションよりも一戸建てを選びました。

 

もし我が家が最初から共働きでいこうと考えていたらマンションの方に傾いていたかもしれません。

おわりに

一戸建てとマンション。

どちらにもそれぞれいい点、悪い点があり、迷うものです。

どちらの方が優れているというものはなく、どちらがその家庭に合っているのかという点で考えてもらえればと思います。

 

友人には、駅近のマンションを選んだ人もいます。

その友人は、共働きで、どちらも電車通勤だからその点がウエイトを占めていたようです。

また、将来的に転勤をすることが考えられるため、いざとなれば転売しやすいという点も理由のひとつとしてあったようです。

これからどちらを選ぶか考える場合は、家に求めるものを夫婦でたくさんあげていくことから始めることをおすすめします。