子どもは急に熱を出します。
私の娘も、さっきまで元気に遊んでいたと思ったら急にぐったりなんてことも。
一般的な風邪であれば病院で薬をもらって数日すれば元気になりますね。
でも意識しておきたい病気もいくつかあります。
そのうちの一つが【手足口病】です。
この手足口病が流行りだすとニュースでも取り上げられるので聞いたことがある人も多いでしょう。
周りに感染もする病気なので、どういったものか知ったうえで対策を取りましょう。
手足口病とは？
手足口病とはどんな病気か
手足口病は夏季に流行します。
ピークは7月ころ。
この時期になるとテレビでも手足口病の特集を見ることもありますね。
潜伏期間は３日～６日で、口の中に発疹（ほっしん）ができたり、手や足に水ぶくれが現れたりします。
これは人によって程度が変わりますが、口の中に発疹ができると、飲み物を飲むのもつらいというケースもあります。
熱は出ないケースもあるようですが、我が家の場合、３８度を超える熱が出ていました。
水ぶくれは３～７日ほどで消えていきます。
あとが残るか心配になりますが、多くの場合はきれいになくなります。
ウイルス性の感染症で、５歳くらいまでの幼児に発症することが多いです。
感染ウイルスは、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスと呼ばれるものです。
手足口病は重たい病気？
病気なので重たい軽いといいづらいものですが、基本的には自然と治る病気です。
多くの子どもは、これらのウイルスに感染しており、免疫を獲得しているとされます。
手足口病にかかる人の８０％は５歳未満と言われていますが、それは小さいうちに免疫を獲得するため、大人になってからはかかりづらいからです。
ですので、過度に心配をする必要はありませんが、発疹などの症状がみられた場合は医療機関を受診しておきましょう。
手足口病と思っていても、まれに髄膜炎、脳炎、手足のしびれ、ギランバレー症候群、心筋炎などほかの重たい病気との合併症となる可能性はあります。
受診後、経過観察でよくなることが多いですが、頭痛や嘔吐があったり、発熱が何日も続くようですと、医療機関を早期に受診することをおすすめします。
手足口病の感染の仕方
手足口病の感染の仕方は大きく２つ！
【飛沫感染】と【接触感染】です。
飛沫感染は、くしゃみなどの際に出る飛沫などから。
接触感染は、唾液や鼻水などから感染するため、口を触った手や、舐めたおもちゃの貸し借りで感染します。
発症してから2～4週間くらいは便からウイルスが排泄されるので、おむつ交換をするときには注意が必要です。
手足口病の対症療法
手足口病に特効薬はない
手足口病に対する特効薬はありません。
病院に受診すると、症状を抑える薬は出されますが、基本的には経過観察で治す病気です。
およそ１週間から１０日間ほどで自然に治癒されていきます。
飲食物の工夫で脱水や栄養に気をつけよう
とはいえ、手足口病にかかっている子どもは辛そうです。
口の中の発疹でご飯を食べたり飲み物を飲んだりすることに痛みが伴くことも。
そうした場合は、できるだけ刺激のある食事は避けてあげてください。
ジュースよりも麦茶や冷めたスープ。
食べ物も固形物よりもヨーグルトやゼリーの方が食べやすいでしょう。
小児科に受診すると、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることもあります。
うちの子どもが手足口病にかかったときは……
急な発熱からの手足口病
テレビで手足口病が流行しているというニュースを見ながら夫婦で、
「うちも気をつけないとね」
と話していた矢先、娘が急な発熱！
３８度を超える熱でしたがいつものように風邪かなと思っていたら、翌日に手足に白いぽつぽつが！
いつも利用している小児科に連れて行くと、
「手足口病ですね」
とのこと。
熱があったことから「下がらないようだったら」と解熱剤だけもらって帰宅しました。
幸いにも熱は２日ほどで完全に下がりましたが手足の水ぶくれは数を増やしており……。
ただ水ぶくれはあるものの、熱が下がってからはとても元気で、おもちゃで楽しそうに遊んでいました。
大人がうつらないように対策を！
娘が手足口病になった！
早く治るが一番ですがそれと同じくらい大人がうつらないことも大事！
ということですぐにマスクとアルコールスプレーをドラッグストアで購入。
上記したとおり、飛沫感染と接触感染が主なので、しばらくマスクをして過ごし、適時アルコール消毒を行っていました。
また、しばらくウイルスが便から出るとのことだったので、おむつ交換は最新の注意をはらって実施していました。
おかげで大人にうつることなく１週間ほどで症状もよくなりました。
いつから行けばいい？保育園！
我が家は夫婦共働きだったので、娘は当時から保育園通いでした。
でも手足口病になったらひとまず休ませるしかありません。
発熱が日曜日だったため月曜日は保育園を休んで受診。
熱は下がっても症状はまだあったためその週は丸々保育園を休みました。
保育園の先生からは、
「熱が下がって食欲もあればもう来ても大丈夫ですよ」
と言ってもらえていたので、金曜日くらいには行っても大丈夫だったかもしれません。
このあたりのいつからというのは、それぞれの保育園や幼稚園によって対応が変わるので、どれくらいで行っていいものなのか確認をしましょう。
夫婦で交互に仕事のお休みをもらうなど工夫が必要ですが長くは休めないものなので、場合によっては病児保育をしているところを探すのも一つです。
