出産を終えた母親は、数日から一週間程度病院で安静にしていることだと思います。
余裕ができてきたら、いろんな人に出産報告をしますね。
すると、次に待っているのは、病院への面会です。
両親や親戚、友人といろんな人が会いに来たいなと思ってくれます。
特にお互いの両親は赤ちゃんの顔を見に来たいと思っていることでしょう。
そうした際に意識しておいた方がいいことをまとめてみました。
面会をする前に確認しておきたいこと
面会ができるのはどの人までか
最初に確認をしておきたいのは、どの人まで面会ができるのかということです。
せっかく来てくれたのに、
「面会できません!」
ではちょっと申し訳ないですよね。
私たちも、いとこが面会に来てくれたのですが、いとこは病棟に入ることができませんでした。
仕方がないので病棟の入り口までいって少し話をして帰ってもらうということに。
事前に確認をしていなかったために申し訳ないことをしてしまいました。
私たちの利用した病院では、両親、兄弟、祖父母までが面会を許可されていました。
これについては病院の方針などもあると思います。
きちんと確認をした上で、面会を希望してくれている人には伝えてあげてください。
面会はいつのどの時間帯にできるのか
面会ができる時間帯は病院によって違います。
午前中から面会できる病院もあれば午後だけのこともあります。
平日と休日とで面会できる時間が違うこともあります。
多くの場合、面会に来る人が調べてから来るとは思いますが、念のため自分たちでも把握しておいた方がいいでしょう。
また、面会ができる時間だけでなく、実際に母親がどの時間なら動けるのかという点も大切です。
赤ちゃんはしばらくの間は、3時間に一回程度授乳を行います。
ですので、だいたいどのくらいの時間帯に授乳の時間が来るというのがわかります。
授乳をしているときに面会に来ても会うことができませんよね。
相手を待たせてしまうことにもなるので、この時間帯は避けてほしいということを伝えておきましょう。
また、それ以外にも、沐浴の講習や、予防接種の講習を行う病院もあります。
そうしたことも考慮して、面会をする時間を設定できるといいかと思います。
受付の場所や手順
多くの場合、面会者がその病院に来るのは初めてのことだと思います。
病院の場所は、今は調べたらすぐにわかりますが、受付など細かい点まではわかりません。
どうやって病室まで行けばいいのか戸惑うと思います。
どこでどのように受付をすればいいのかを説明しておくと、スムーズに面会に来るとができます。
お見舞いに持ってきていいもの悪いものの確認
病院によって、持ち込みができないものがあります。
自分たちが利用している病院では、何が持ち込めないのかもしわかるのであれば、事前に面会者に伝えておきましょう。
私たちが利用していた病院では、生花が持ち込むことができませんでした。
持ってきたとしても、受付で預け、面会を終えたあと持って帰ることになります。
せっかくお見舞いとして持ってきてくれたものでも、持ち込みがNGなものだと渡すことができなくなります。
母親や赤ちゃんの状態はどうか
出産は母親にとって命がけです。
出産を終えたからといって、すぐに体が回復するわけではありません。
出産の疲れはもちろんあります。
出血が多くて貧血気味になっていることもあります。
出産後に、縫うケースもあるのでその痛みが残っていることも多いです。
そうした状況ですので、実際に面会者が来たとしてもきちんと対応できるかわかりません。
また、赤ちゃんも産まれたばかりですので、様子をうかがう必要があります。
もし体調を崩している場合には、安静にしていなければいけませんね。
面会をしたいという気持ちよりも、母親や赤ちゃんの健康が一番大切です。
親が面会に来るときに気をつけたいこと
母親の両親
母親の両親が面会に来るときは、おそらく母親と連絡を取りながら日取りや時間を決めると思います。
そうした連携は、母親が行うので問題はないと思います。
上記の事前に伝えておきたい点などを意識しておけばいいと思います。
ただし、母親の状態がよくなく連携が取りづらければ、父親から一報入れておいた方がいいでしょう。
もし、退院後に母親の実家にお世話になるのであれば、父親はお世話になることの礼をきちんと伝えておきましょう。
母親の実家だからといって、お世話になるのは当たり前ではありません。
喜んでくれていてもご負担になることです。
また、お世話になる間の生活費も準備しておくといいですね。
父親の両親
母親としては、義理の両親になるため、緊張をしていることもあります。
「失礼があってはいけない」
と考えていることも多いので、父親の両親が来るときは夫婦でどう対応するか相談をしておきましょう。
可能なら、その場に父親もいた方が、母親としても安心だと思います。
また、母親の体調があまり良くないときには、事前に父親から両親にその旨を伝えておいた方がいいです。
遠方から来る場合
両親が遠方から訪れる場合は、どういうルートで面会に来るのか把握しておきましょう。
その場合、病院に来るだけで両親は大変だと思います。
いつのどの時間にどこに到着するのか。
どこに泊まる予定なのか。
面会以外の時間はどうするつもりなのか。
こうしたことを事前に知った上で、可能なら迎えに行きましょう。
もし迎えに行けなくても、うまくたどり着けるように説明をしておきましょう。
地方から都心に会いに来る場合、交通事情も大きく異なります。
自分たちの感覚でわかることも、両親からすると、未知の世界です。
どの電車に乗ればいいかもわからないことがあるので配慮が必要です。
終わりに
出産後の面会をする場合に気にかけておきたいことを考えてきました。
面会をしたいという気持ちがあったとしても、事情が許さないこともあります。
母親は、出産後の回復につとめたり、赤ちゃんの世話をしたりするだけでも大変です。
可能な範囲で父親も協力をして、面会がスムーズに行えるように配慮できればと思います。
一番大切なのは、母親と赤ちゃんに無理がかからないことだと思います。
入院中に面会に来れなくても、会う機会はたくさんありますので、無理のない範囲で考えていければと思います。