これから育児にたずさわることになったので、今日は育児の本を一冊。
父親が主体となった育児本になります。
細川貂々さんの『ツレはパパ1年生』です!
細川貂々さんは、『ツレがうつになりまして。』という本で有名ですね。
宮崎あおいさん主演で映画になっていました。
その夫婦が子どもが産まれてからの1年間をコミックエッセイにしたものです。
『ツレがうつになりまして。』に興味がある人はAmazonページへ
この二人はどんな夫婦?
この『ツレはパパ1年生』を読むためには、この二人がどういう夫婦か知ってから読んだ方がいいと思います。
一番いいのは、『ツレがうつになりまして。』を読むことです。
夫婦のうつとの闘争が描かれています。
細川貂々さんのツレ(旦那様)は、職場の人員削減などの影響で、仕事が忙しくなり、うつ病にかかりました。
そのため、仕事を辞めて、主夫として貂々さんを支えることになります。
この『ツレはパパ1年生』が描かれたときも、主夫として、家事を行っていました。
ですので、貂々さんが漫画家の仕事をしながら育児。
ツレさんがメインで育児をするという形の夫婦です。
本にはどんなことが描かれている?
この本では、貂々さんとツレさんの息子「ちーとくん」が産まれてからの1年間を描いています。
メインで育児をするのが男性というので珍しいですよね。
でも、女性でも男性でも育児は大変だということがとてもわかります。
ちーとくんは、夜泣きがひどかったり、ミルクを飲む頻度が高かったり。
ツレさんは元々うつになった経験があったため、
「育児でまたうつになるのでは……」
という不安があったようですが、今度は貂々さんが産後うつになります。
また、育児が始まると、それまでとは違った形でのけんかが増えるようです。
周囲の助けを借りながらそうした大変な育児を乗り越えていく姿が描かれています。
読んでみて学んだこと
たくさんのことが学べる本ですが、自分たちを追い込みすぎないことが大切だと感じました。
育児をすると、
「なんでうまくいかないんだろう」
と思うことがたくさんあります。
著者の貂々さんも、子どもがずっと泣いていて、泣き止まないときに、
「私が悪いんだ!」
という風に自分を追い込んでしまったことがあるそうです。
そのときは、訪問に来てくださった保健士さんの言葉に救われたそうですが、自分たちだけにならず、周りを頼ったり、息抜きをする時間が必要だったりするのだと思いました。
具体的な育児の話もたくさん描いてありました。
初めて電車に乗せたときのこと。
離乳食を食べたときのこと。
夫婦の育児の役割分担。
本を読みながら、
「私の家で育児をするのならどのようにするだろうか」
とイメージを膨らませることができました。
終わりに
こういった育児本を読むといつも思うことがあります。
育児を他人事にしてはいけない
ということです。
もちろん、自分の子どもを育てるのにそういうつもりはありません。
でも、心のどこかで、
「自分は仕事をしているから」
「携われる時間は少ないから」
などと考えてしまうこともあります。
本を読んで学ぶ度に、
「もっと自分が主体的に考えて一緒に育児をしよう」
と思わされます。
私自身も、もっと真剣に向き合えるようになっていこうと感じます。