子どもが産まれてから3歳~4歳くらいまではおむつ生活です!
つまり、数年間は毎日何度もおむつ替えをする必要があるんですね。
育児で大変なものの一つがこのおむつ替えです。
やったことない人だと、
「どうしたらいいんだろう?」
「ママにやってもらおう」
なんてなるかもしれませんが、やり方さえわかればそんなに難しいものではありません。
むしろ、おむつ替えを率先してやってくれるパパはママからとても頼りにされます。
ここではおむつ替えの基本的なやり方を紹介していきます。
パパでもできるおむつ替えのやり方
おむつ替えには事前準備をしっかりと。
「今日はパパがおむつ替えをするぞ!」
と意気込んで、いきなり赤ちゃんのおむつを脱がそうとする……。
これはダメですよね。
私も過去にやってしまったことがありますが、おむつ替えにはまず事前の準備をしておきましょう。
準備といっても大したことではなく、必要な道具を周囲に集めておくだけです。
〇おむつ(最初はテープタイプ)
〇おしりふき
〇着替え
〇小さなビニール袋(必要に応じて)
たったこれだけなのですが、準備しておかないと赤ちゃんをはだかにした後に、
「おしりふきがない!」
といって慌てることになります。
着替えは、子どもが小さいうちはかなり汗をかくので、汗をかいているなと思ったら服や肌着も替えてあげましょう。
小さなビニール袋はなくてもいいのですが、うんちをしたときはそれなりに臭いもしますので、それ防止でうちでは準備していました。
まずはおむつを広げて赤ちゃんの下に。
準備ができたらいざおむつ替えです。
赤ちゃんは赤ちゃん用の布団の上などやわらかいけれど安定した場所に置いてあげましょう。
まずは新しいおむつを開きます。
横になっている赤ちゃんのおしりの下に新しいおむつを差し込みます。
このときにある程度、おむつの位置を調整しておしりにフィットする場所を探ります。
先におむつをおしりの下に入れておかないと、汚れているおしりが布団についたり、おむつ替えの途中に急におしっこをすることもありますからね。
おしりふきできれいにする
おむつをおしりの下に差し入れたら、いま身につけているおむつを開きます。
女の子の場合、前から後ろにふいていくというのが原則です。
それは汚れや菌が膣の部分に入らないようにしなければいけないからです。
うんちをしているときは、しわの間に汚れが残っているときもあるので丁寧にふきとってきれいにしてあげましょう。
きれいにしようと思うあまり力を入れすぎると肌を痛めることになるので、優しくふくことを意識するといいですね。
おむつを装着する!
きれいにおしりをふくことができたらおむつの装着です。
最初におむつの位置を調整したと思いますが、ふいているうちに赤ちゃんは動くものなのでもう一度、位置を調整しましょう。
前はおへそのあたりを目安に包んで、きつすぎず緩すぎないようにテープを止めていきます。
最近のおむつは、テープの左と右で「1,2,3」といった数字が書かれています。
この左右のバランスがちょうどいいくらいに止めるといいかなと思います。
おむつを替えたら後片付け
おむつ替えをしたらまだそこで終わりではありません。
おむつをそのままにしておくと臭いが出るので早めに処理したいですね。
おむつには丸めるためのテープがついているので、丸くして中身が外側にこないようにしましょう。
ころころのうんちであれば、トイレに流しておいた方が臭いも少なくすみます。
といっても、そこまで丁寧にやる余裕って最初はないので、我が家ではうんちであってもそのまま丸めてぽいしていました。
丸めたおむつは、おむつ専用のポットを用意して捨てることをおすすめします。
また、上記したように、うんちの場合、小さめの袋で一回密閉しておいた方がいいと思います。
それだけで臭いはだいぶ変わります。
おむつ替えするときに考えたいこと
率先して行うことで頼れるパパになれる!
おむつ替えって毎日何回も行うことですね。
一回一回は大したことではないのですが、これだけ頻繁だとけっこう大変です。
特にママは、子どもの食事を用意したり、ほかの家事をしながらとても忙しくしています。
そんなときに、
「おむつ替えしておくよ」
と言ってパパが颯爽とおむつ替えをしてくれるとすごく助かります!
育児といってもやることはたくさん。
その中の一つとしておむつ替えをやってくれると、一緒に育児をしているという気持ちも芽生えてとてもいいと思います。
ママから見ても、パパに対する肯定的な感情が生まれてくるので頼れるパパとして頑張りたいですね。
子どもとのコミュニケーションの一つ
おむつ替えってちょっと面倒だなと思うときもありますが、これって意外と子どもとのコミュニケーションの場と考えると大事な時間だったりします。
おむつを替えながら、
「いっぱい出たねー」
と声をかけ、優しくおしりふきでふいてきれいにしてあげる。
0歳児だとまだよくわかっていないかもしれませんが、毎日のそうした接触で、子どもの方も、
「この人は安心していい人だ」
とだんだん思うようになってきます。
これが2歳3歳となってくると、おむつ替えもちょっと遊びのような雰囲気になってきます。
子どもが、
「やだー!」
と言いながら逃げ出すのを追いかけるのも大切なひと時です。
こういう小さなコミュニケーションの積み重ねが親子の絆を育んでいくのかなって思います。
うんちには子どもの健康が現れる
おむつ替えをするとき、ただ替えればいいというわけではありません。
考えておきたいことの一つとして、子どもの健康チェックです。
毎日おむつ替えをしていると、
「あれ?今日のうんちはいつもと違うぞ?」
というときがあります。
もしかしたらお腹を壊しているのかもしれません。
熱があるのかもしれません。
ふだんから意識しておくと、そういった変化にいち早く気づくことができます。
また、病気に気づくことができるのもうんちの力です。
たとえば、ロタウイルスという子どもがかかるウイルス性の病気だと、うんちが白っぽくなります。
もしそこに気づけばすぐに病院に連れていくこともできますね。
身体に異常がないかをチェックする!
おむつ替えでは、子どもの身体に異常がないかをチェックすることを意識しましょう。
入浴のときにも身体は見ますが、頻度としてはおむつ替えの方が多いのでいい機会です。
子ども…特に幼児のうちって気づかないうちにきずができていることがあります。
自分でひっかいてしまったり、何かに体をぶつけてしまったり。
おむつやおしっこでお股のあたりがかぶれて赤くなることも。
かぶれてしまうとかゆかったり痛かったりするので、子どもがぐずる原因にもなりますね。
2歳3歳くらいになると、自分で、
「ぶつけっちゃった」
「ここがいたい」
と教えてくれるのですが、0歳~1歳だとそうした意思疎通がまだ難しいです。
親が気にして早く気づいてあげましょう。
おむつ替えに使えるアイテム
おむつ替えで我が家で使って役に立った2点を紹介しておきます。
といっても、どこの家庭でもこれくらいは利用しているのかな。
おむつといえば一番気になるのは臭い対策です!
おむつ専用ポット
おむつ替えが終わったおむつをどこに捨てるのかってとても大切です。
我が家でも最初はふつうにゴミ箱に入れていたのですが、これがけっこう臭います。
新生児期はうんちをしてもまだ臭くないんですよね。
でも離乳食を食べ始めると徐々に、
「むっこれは!」
という臭いになってきます。
ですので焦って用意する必要はありませんが、対策は考えておいた方がいいです。
我が家では、フットペダル式のふたの付いたゴミ箱を準備しました。
ただ、完全には密閉されないふつうのゴミ箱だったのでやはり臭いがもれだしてくるんですね。
おむつ用ポットを最初から買っておいた方が長期的に見るといいかなと思います。
おすすめはやはりピジョンさん。
使ってみるとわかるのですが、こうしたおむつ用のポットは、ふつうのごみ箱とちがって臭いがもれないようにしっかり密封されています!
途中から臭いが気になってこちらを使うようになりましたが、本当に最初から買っておけばよかったと後悔しました。
それとは別に気になったおむつポットが下記のコンビの『ポイテック』です。
私もこの存在を知ったのがもうすぐおむつを卒業する頃だったので使いませんでしたが、これすごいんですよ!
このポイテックの中におむつを入れると専用のカートリッジでおむつをくるるんと包み込んでくれるんです。
だから臭いもれもなく、あとはゴミの日にそれを捨てるだけ!
欠点は、ランニングコストが少々かかることですね。
臭いと手間を取るか、ランニングコストを取るか……。
もう一度育児をするとしてもどっちを選ぶか迷ってしまいます。
臭い消し用の袋
臭い消し用の袋は、密閉して臭いがもれなければどんなものでもいいです。
こういう袋ですね。
我が家では、最初はスーパーで買い物したときに生鮮食品を入れる小さなビニール袋を使っていました。
でもこれだとある程度は臭いを防げてもやっぱりどこかもれ出てきているんですよね……。
そこで途中からはダイソーの臭い消し袋(100円/50枚)を購入して使っていました。
これを使用するとスーパーの袋よりはかなり臭いがなくなったように思います。
おむつ用の臭い消し袋もかなり種類がありますし、これはそこまでお値段も高くないので使いやすいものを試してみるといいですよ。
おわりに
おむつ替えはパパでもできる育児の一つです。
そしておむつ替えを率先して行うことで、子どもとも絆が深まり、ママの負担も減り、頼れるパパとして認識されるといういいことだらけです!
間違っても、子どもがうんちをしたときに、自分はスマホをいじりながら、
「ママー!おむつ替えてあげて」
なんていうようなパパにはなってはいけません。
意外と育児のときの頑張りって見られているものです。
将来の家庭の安寧のためにもパパの力の見せどころです。