就職活動も日々そのやり方が変わってきています。
企業の説明会に行き、エントリーシートを出し、面接を行いといった従来のものだけではないんですね。
転職エージェントなんて私たちの時代には信じられませんでした。
そして今は学生からではなく、企業側から学生に対してオファーをする時代となりました。
これってすごくいいですよね。
自分に興味を持ってくれて、自分と働きたいといってくれている相手と思うと面接にも力が入ります。
今では就活生の3人に1人が登録しているサイトもあるという人気の就活方法です。
ここではオファー型就活サイトとはなんなのか。
評判のよいサイトはどれなのかなどを紹介していきます。
オファー型就活サイトとは?
オファー型就活サイトの流れ
オファー型就活サイトってなんぞや?
という人に簡単ですがどういったものか説明します。
基本的なオファー型就活サイトの流れとしては、
〇就活生がサイトに自身のプロフィールを登録
〇それを見て興味を持った企業がオファーをする
〇届いたオファーを見て就活生も興味があれば選考に進む
という流れです。
オファー型はここが違っていい!
まずこのプロフィール登録が一般的な就活とはかなり違うんですね。
就活の際ってエントリーシートを書いても、かなり固い感じのものができあがりますよね。
エントリーシートはこう書くべき!みたいなのがありますし、変な表現とかエピソードって入れづらいものです。
オファー型サイトでも、自分を振り返って、象徴的なエピソードを登録したりはします。
今までどんなことをしてきたのかとか、興味のあることは何かとか。
そして多くのサイトでは、それを文章だけでなく動画や写真、スライドなどを使って自己PRができるんです!
文章だけでは伝わらない「自分らしさ」を見てもらえる。
これが自分なんだよってものを押し出すことができます。
そのプロフィールを見た上で、オファーが来たら、それは最高ですよね。
本当に「自分」を見て興味を持ってくれたのだと感じます。
オファー型のメリット
メリットはいくつかありますが、上記したように、「本当の自分で勝負ができるところ!」が一番に考えられます。
個人的に一番おすすめしているポイントはこれですね。
就活をしているとだんだんと自分を偽らなくてはいけないのかという気持ちが強くなってきます。
採用されるような人ってどんな人だろう……と考え、就活をしているときって、みんな似たような恰好で似たような雰囲気になっていってしまいます。
あれは正直、自分がよくわからなくなっていってきついものがありました。
だからこそ、こうした自分を前面に出せる機会って素晴らしいなと感じています。
次に、従来の就活であれば、就活生が大量のエントリーを行い、その書類だけを見て企業は選考に移るため、どんな学生なのか知らないままスタートします。
でもオファー型なら、文章や写真、動画で人となりを知った上でオファーが来るので、選考が始まった段階ですでにかなり距離が近くなっているという点です。
3点目のメリットとしては、どのサイトでも、オファーが来る確率は90%以上!
それだけ就活生にとって就活の機会が増えているということですね。
就活を行っていると、書類選考だけで落とされ続けて面接になかなかたどり着けない人ってけっこういます。
エントリーシートってこういう人が通りやすいみたいなものがやはりありますからね。
でもそれだけで就活の機会が減るのって悲しいことです。
4点目は、どのサイトでも、ただ登録するだけでなく、就活に有効な情報が公開されていたり、就活イベントを開催していたりします。
実際に企業のオファーに応じなかったとしても、これだけでも登録をする価値があるなと感じます。
〇本当の自分で勝負ができる!
〇企業側が自分の人となりを知った上でオファーしてくれる!
〇就活の機会が大幅にアップする!
〇就活に有効な情報やイベントと触れ合える!
オファー型のデメリット
さて、そんなオファー型のデメリットはなにか。
ここまで聞いてくるとそんなにデメリットってなさそうですよね。
いやいや、デメリットのないものは存在しません。
私が考えるデメリットは2点あります。
〇就活を通して身につく力がつきにくい
〇一般的な就活に消極的になる
就活ってしんどいじゃないですか。
毎日、どうすれば内定もらえるか考えて、自分のことを考えて、企業のことを考えて。
その上で、実際に面接に行ってはきついことも言われ、どきどきしながらOB訪問をして。
そのときって私もすごく嫌だなと思いながら就活していましたが、これらってどれもすごく自分の力になっているんですね。
電話するのに躊躇しなくなりましたし、人と話すのもずいぶんうまくなった気もします。
面接で質問されて固まっていたのが、就活終盤では自分からばんばん話すことが出来るようになりました。
これらはオファーを待っているだけでは身につかない貴重なものだなと思います。
また、上記したように、就活ってしんどいものですから、もしオファーがたくさん来るなら、正直やりたくないなって思いませんか?
私だったら思ってしまっちゃいます。
そうやって、一般的な就活に消極的になる可能性もあります。
ここはその人の気持ちの問題なので、まったくそうならない人もいると思いますけどね。
ですので、オファー型サイトの利用ってとてもおすすめなんですが、だからといって一般的な就活は積極的にした方が絶対にいい。
力もつくし、人脈もつくし、そこに無駄なものはありません。
オファー型と一般的な就活の両輪で進めていくことが大切です。
どれくらいの学生が利用をしているのか
ではどれくらいの就活生が利用しているのか。
これが調べてみてびっくりです!
たとえば下記で紹介するOfferBoxであれば、利用学生数は22.7万人以上となっていて、就活生の3人に1人が登録している計算になるんです!
そりゃこんないいサイトがあったら、
「とりあえず登録しておこうかな」
って思いますよね。
なぜ私の就活時代にはなかったのかと悔やまれます。
オファー型サイトのそれぞれのホームページで利用者数も紹介していますが、いずれも、かなり多くの学生が登録していることがわかります。
そして登録している人って一か所だけではなく、複数のオファー型サイトに登録しているんですね。
そうやって、採用に繋がる機会の幅を大きく取ることで就活を有利に進めることができます。
おすすめのオファー型サイト3選
今やオファー型サイトもかなり増えてきているので、その中でも有名で実績のあるサイトを3つだけ紹介します。
【OfferBox<オファーボックス>】
まずは、OfferBoxです。
上記したように、就活をしている大学3年生4年生合算の登録者数は、就活生の3人に1人にあたる22.7万人以上となる人気のサイトです。
HR総研/ProFuture株式会社が行った調査でも、学生の利用率No1となっていました。
就活生側だけでなく、OfferBoxを利用している企業数も8,400社以上となっていて、大手企業・ベンチャー企業・官公庁(経産省)とその幅もかなりあります。
企業はわかるんですが、官公庁もっていうののが驚きです。
また、学生のオファー受信率は93.6%とかなり高い!
プロフィールには入力率というものがあって、その入力率が80%以上の方は実に9割以上の人に企業からのオファーが届いています。
また、適性診断AnalyzeU+を無料で受けることが可能です。
その適性診断の結果をもとに、自己PRをさらに磨くことができます!
「でも、オファーが9割以上って、企業が適当にオファーしてるんじゃないの?」
そんな危惧もありますが大丈夫。
企業が学生に送るオファー数には制限があるんですね。
だから企業側も、誰でもいいからオファー!というわけにはいかない仕組みになっています。
適性診断から始まるあなたの「強み」を生かした就活OfferBox
ベネッセの【dodaキャンパス】
あの超有名な株式会社ベネッセもオファー型就活サイトを運営しています!
知名度でいえば断トツですね。
うちも家庭でチャレンジや進研ゼミを利用させてもらっています。
そのベネッセが運営しているのが【dodaキャンパス】です。
通常のオファー型サイトと基本的には同じですが、特徴として2つ。
一つ目は、企業からのオファーだけでなく、企業の採用担当者から早期インターンのお声がけをいただくこともあること。
二つ目は、ベネッセならではの強みとして、オンラインキャリアイベント「dodaキャンパスゼミ」を通して、就活のテクニックや、これからのキャリアを考える上での成長支援サービスが無料で受けられる点です。
登録者数は、21~24卒の登録学生は320,000人を突破しています。
いまホームページを確認すると、22~25卒では登録者数が60万人を超えたみたいで、ものすごい勢いで伸びていますね。
offerBoxがこれまで登録者数1位でしたが、会社の知名度からすると、数年したら逆転するかもしれませんね。
登録企業数も6,200社を超え、大手企業から業界をけん引する優良企業まで、多くの企業が利用しています。
さらに、株式会社ベネッセといえば、私にとっては赤ペン先生というイメージが強いです。
だからなのか、就活の時期に応じた添削サービスなんてものもあるんですね。
株式会社グローアップ スカウト型の就活サイト【キミスカ】
最後に3社目として紹介するのは、株式会社グローアップの「キミスカ」です。
君をスカウトするって意味でしょうか。
「偽らない就活を」
というキャッチコピーで売り出しているサービスです。
業界最高レベルの適性検査で、自分のストレス耐性や価値観傾向などを探り、自己分析の助けにもなります。
〇就職活動って何をしたら正解なのかわからない。
〇ES・面接が通らない
〇いち早く就職活動を終わらせたい!
〇幹部候補生としての採用枠なんてあるの?
〇企業人事はどこ見ているの?
こんな悩みを持つ人におすすめです。
オファー型サイトは複数登録がおすすめ!
さて、3つのオファー型就活サイトを紹介してきました。
正直、どこも優良企業なのでどこを登録するのかって悩むところですね。
でも結論だけいうと、ずばり全部登録した方がいい!です!
なぜかというと、
〇サイトによって登録企業が異なる
〇企業側のオファー数に制限があるため、オファーされる機会を増やしておきたい
〇就活情報やイベント情報を広く集めるため
〇自分にあったオファー型サイトを見つけるため
といったことが考えられます。
実際に登録してみるとわかるのですが、おおよそ似たような仕組みのオファー型サイト。
でもちょっとずつ細部は違いますし、人によって、
「こっちのサイトの方が自分に合っていた」
というものもあります。
だから、複数登録した上で自分に合ったサイトを選ぶというのも一つの手です。
そしてそれ以上に、複数のオファー型サイトに登録しておいた方が、オファーが来る確率は当然ですがあがります!
たくさんオファーがあればあるほど、就活をするあなたの方でも、その中から特に気になった企業を選択することができますよね。
就活は確かに企業に自分を見てもらって内定をもらうものです。
でもその主導権は自分が握っている方が、就活を楽な気持ちで行えると思いませんか。
そうした意味で、オファー型就活サイトは複数登録をおすすめしています。
賢く就活を行い希望の内定を手に入れよう!
就職活動の最終目標は、希望する企業に内定をもらうことだと思います。
今後の人生に関わることだからこそ、みんなが悩みながらも真剣に取り組んでいることでしょう。
だからこそ、ただがむしゃらにやるだけではなく、有効な就活の方法があればそれをどんどん活用した方がいいと思います。
私が就活をしていた時代は、OB訪問がとにかく大きな力を持っていました。
OBに会うことで企業の面接の対策もでき、ときにはそれがコネのような形にもなっていました。
今はOB訪問だけでなく、就活エージェントが存在したり、こうしたオファー型サイトも誕生しました。
こうした手段をフル活用して、少しでも就活を有利に!
そしてあなたにとって理想とする企業を勝ち取っていきましょう。