三線を使った楽曲として有名なものの一つに『海の声』があります。
比較的、三線で弾きやすく、弾き語りもそこまで難しくなくて初心者におすすめです。
今回は、三線を使った楽曲としてこの『海の声』を紹介していきます。
auのCMのために作られた『海の声』
『海の声』と聞いて思い浮かべるのはauのCMだと思います。
auの<三太郎シリーズ>の中で、桐谷健太さん演じる浦島太郎が三線で弾き語りをしていましたね。
この『海の声』自体が、CMのために作られた楽曲です。
作詞は、au三太郎シリーズのCMプランナーをしている電通の篠原誠さん。
篠原さんは、『海の声』以外にも、auのCMソングの作詞をいくつも手掛けていて、
〇AIの『みんながみんな英雄』
〇菅田将暉の『見たこともない景色』
〇WANIMAの『やってみよう』
などが挙げられます。
作曲は、沖縄ソングといえばこのグループ。
BEGINの島袋優さんです。
沖縄県石垣島出身で、BEGINのギターとコーラスを担当しています。
実際のCMがこちらです。
これは1分バージョンの長いCMですね。
浦島太郎が、
「乙ちゃーん!」
と叫ぶところがとても好きです!
桃太郎や金太郎と仲良しなところにほんわかした気分になるのでいつもauのCMは楽しみです。
『海の声』の人気!
私自身は、三線が好きなこともあり、このCMを見てすごくいいなって思っていました。
そしたら、いつの間にやらすごく人気が出ていたんですね。
2015年7月31日からauの音楽配信サイトで限定配信がなされたあと、同年12月2日に各音楽配信サイトで一斉配信が行われました。
すると、CMの人気もあり、翌月の2016年1月には1月度のレコチョクアワード月間最優秀楽曲賞を受賞。
続けて翌月も同じ賞を取っています。
その後も、人気は続き、2016年の様々な音楽ランキングで1位を取ることになりました。
2016年の1位を取ったものがこんなにあります!
〇年間ダウンロードランキング (レコチョク)
〇年間ダウンロードランキング・シングル (music.jp)
〇年間ダウンロードランキング・総合シングル(単曲) (mora)
〇年間ダウンロードランキング・シングル (TSUTAYAミュージコ♪)
〇年間ダウンロードランキング・シングル (mysound)
〇JOYSOUNDカラオケ年間ランキング
〇DAM年間カラオケリクエストランキング
それ以外にも、
〇第49回日本有線大賞の特別賞
〇第58回日本レコード大賞の優秀作品賞
を受賞しています。
桐谷健太さんは、ミュージックステーションにも出演していましたね。
三線の弾く上での『海の声』
『海の声』という曲は、三線を弾き語りする上ではとても弾きやすい曲です。
初心者が最初に始めるにはちょうどいいと思います。
別の記事でも書きましたが、
〇人気があるので動画がたくさん存在する
〇工工四(三線の楽譜)が手に入りやすい
〇歌詞と三線の弾くタイミングが比較的一緒
〇知っている曲なのでイメージがわきやすい
〇周りも知っているので弾き語りができるとかっこいい
〇複雑なポイントがない
ぱっと思いつくだけでもこれくらいいい点が挙げられます。
三線はいきなりテンポの速い曲は大変ですし、ゆっくりでもあまり知らない曲だと本当に合っているのかわかりづらいんですよね。
良く知っている曲で弾きやすいことが最初の練習には大切だと思います。
動画が多いので、指の動きが確認しやすいのも練習しやすいポイントですね。
私はいつもこの方の動画を見ながら三線の指の動きを学んでいます。
ちなみに桐谷健太さんのフルバージョンの動画はこちらになります。
これはあまり三線の弾き方はわかりませんが、ときどき見たくなります。
終わりに
『海の声』が人気を博したことで、三線に興味を持つ人もかなり増えました。
三線を好きになってくれる人が増えることはとても嬉しいことです。
三線を弾くのは、それなりに練習も必要ですし、沖縄民謡となると、独特の歌いまわしもあって少し難しいことも。
まずはこのあたりの耳なじみもいい曲から挑戦していくと、三線を楽しく長く続けられるのではないかと思います。