赤ちゃんをみていると、
「あれ?この赤いぶつぶつはなに!?」
ということがあります。
その発疹はもしかしたらダニに刺されたあとかもしれません。
私の娘もよく赤いぶつぶつができていたので、これが自然にできてしまったものなのか、虫に刺されたものなのかいつも気になっていました。
赤ちゃんはダニにねらわれやすいので、親が意識して気をつける必要があります。
自分では逃げることができない赤ちゃんなので親が守ってあげましょう!
湿疹ができてしまったときの対処方法や、ダニの駆除・予防方法をここでは紹介していきます。
赤ちゃんはダニにねらわれやすい!
赤ちゃんはダニにねらわれやすい!
まずはこの認識を持っておきましょう。
赤ちゃんは一日の多くの時間を布団やベビーベッドの上で過ごします。
ダニが好むところというと、
〇やや気温が高く湿気の多いところ
〇風通しが悪いところ
〇髪の毛や食べかすなどのえさがあるところ
これはまさに赤ちゃんの布団そのものなのです。
赤ちゃんがお昼寝していると、驚くほどに汗をかきますよね。
赤ちゃんの枕も布団も汗でびっしょりになります。
こうした枕の下や布団のすき間に気付かないうちにダニがひそんでいます。
それ以外にもぬいぐるみやソファー、カーペットにもダニはいるので、赤ちゃんが触れそうなところは特に予防が大切になります。
ダニに刺されるとどんな症状が出るのか
ダニに刺されると見た目にわかるのは赤い発疹がぷつぷつと出てくること!
これが一つだけでなく複数現れるのもダニの特徴といえます。
ダニに刺されてできた発疹はなかなか消えず、かゆみもともなうため、赤ちゃんが無意識に体をかいてしまうことも。
同じように刺す蚊であれば、服でおおわれていない腕や足を刺しますが、ダニは服の内側を刺すことが多いのも特徴です。
そのため、一見して親が気づきにくい……。
赤ちゃんが泣いていて原因がわからないというとき、もしかしたら服の下に発疹ができていてかゆくて泣いているということもあるかもしれません。
お風呂の際には、体のどこかにそういったいつもと違ったところがないか気をつけてみてあげてください。
ダニによって起こりうるアレルギーなど
ダニの影響をただの虫刺されと侮ることなかれ!です。
例えば、
〇気管支炎やぜんそく
〇アトピー性皮膚炎
〇とびひ
〇アレルギー性湿疹
といった症状を引き起こすことが考えられます。
特に気管支炎やぜんそく発作が起きると赤ちゃんの命にも関わる重大なことです。
刺されたことでこうした症状を起こすこともありますし、ダニの死骸やふんが原因としてのアトピー性皮膚炎は大人でも増えています。
また、刺された箇所がかゆく、赤ちゃん自身が無意識にかいてしまい、そこから感染症へとつながるケースも。
できる限りこうしたリスクを減らすためにも、ダニ対策、ダニ予防は必要なことなのです。
赤ちゃんがダニに刺されたらどう対処する?
刺された箇所を清潔にする
まずは刺された箇所を清潔にしておきましょう。
水で洗い流したり、清潔なガーゼを湿らせてふいたり。
また、かゆみが出てきて赤ちゃんがかいてしまうこともあるので、ふだんから赤ちゃんの爪を短く切っておくことも大切です。
赤ちゃんが刺されたということは、いま赤ちゃんが来ている服にもダニがついている可能性があります。
洗濯済みのほかの服に着替えさせて、着ていた服は洗うことをおすすめします。
なるべく早めに病院へ
少し発疹が出ても自然と数日すれば消えることもあります。
でも症状が良くないときは、皮膚科やいきつけの小児科に連れていきましょう。
素人判断でたぶん大丈夫と決めるのはなかなか不安もあります。
また、ぬり薬も薬局やドラッグストアで売っていますが、いまの時期の赤ちゃんにどれを使っていいのかってわからないですよね。
専門家の判断があった方が適切な対処ができます。
赤ちゃんの周囲の物をきれいにする
赤ちゃんがダニに刺されたということはまだその周囲にダニがいるということです。
上記したように赤ちゃんが着ていたものはすぐに着替えさせて洗濯に!
寝ていた布団や枕にもダニがいる可能性が高いので、洗えるものは洗ったり、天日干しにしたりするといいでしょう。
たとえ赤ちゃんの発疹がなくなったとしても、同じ環境のままにしていればすぐにまた刺されてしまいます。
なにかあれば、まずはそれにあわせて対処して、そのあとは今後の予防につとめましょう。
ダニから赤ちゃんを守る対処法!
まずは掃除をしっかりと!
ダニに限らず掃除をしっかりと行うことが大前提です!
床にたまったほこりには病原菌が残っていることがありますし、ダニの死骸やふんも同様です。
ダニのえさとなる髪の毛や食べかすも掃除をしてなくなることで、ダニの発生率自体も抑えることができます。
ふだんからこまめに掃除機をかけたり、ほこりをふいたりするだけで、赤ちゃんへのリスクはかなり減らすことができるということです!
きれいな部屋であれば親としても気持ちがいいですし、汚れるとすぐに気づくのでまずは一度しっかりとした掃除をしましょう。
布団や枕を天日干しにする
布団や枕はダニやダニの死骸がつきやすい場所です。
良く晴れた日にお日様にあてて布団の湿気を飛ばします。
天日干し自体では、ダニを退治することはできません。
ですが、湿気を飛ばしたり、布団についている髪の毛やふけなどを落としたりすることで、ダニの生息しにくい環境にすることはできます。
あくまで予防の一つと思って行いましょう。
布団乾燥機でダニを退治!
ようやくここからがダニ退治となります。
まずおすすめするのは布団乾燥機です!
ダニは45℃~50℃を超えると死滅するといわれています。
布団乾燥機を使うと、天日干しでは退治することができないダニを簡単に倒すことができます。
私たちも布団乾燥機を使うと気持ちよく寝れて一石二鳥です!
とはいえ、布団乾燥機と一言にいってもたくさん種類があり、どれがいいのか迷いますよね。
値段も性能もピンキリです。
そんな中、我が家で購入したのは、MITSUBISHIのAD-X80-Tという布団乾燥機です。
この布団乾燥機は、ダニパンチというダニ退治専用の機能がついていたからです。
布団乾燥用のマットを使い、布団を包み込んで乾燥させるため、ダニに逃げ場なし!
赤ちゃんの枕やぬいぐるみも乾燥マットに入れて一緒に乾燥させています。
この布団乾燥機がダニもしっかり倒せて、夜も布団がふかふかで快適なのですが、一つだけ欠点があります。
それは、セットするのが面倒くさいということ!
機能だけを見れば文句なしなのですが、ものぐさな私からするとそこだけが気になりました。
それを差し引いてもおすすめな布団乾燥機ではあります。
そういう面倒な部分が嫌だなという人は、乾燥マットを使用せずに差し込むだけのタイプも販売されています。
HITACHIのHFK-BK700-Wは乾燥マットなしのタイプなので、ホースをセットするだけで乾燥ができます。
こちらもダニ対策モードがついている商品です。
ダニ退治をうたい文句にしている布団乾燥機って意外と少ないのですが、調べてみた限り、このあたりがおすすめかなと思います。
倒したダニは布団クリーナーで除去!
布団乾燥機で退治しただけではまだ布団に死骸が残ってしまっています。
そこで登場するのが布団クリーナー!!
掃除機で吸ってもいいのでしょうが、掃除機だと表面は吸えても布団の内側まではなかなか効果が及びません。
我が家ではレイコップさんを使っています。
レイコップさんはなかなかに優秀なので、正直これだけあれば布団乾燥機はいらないのではないかとも思ってしまいます。
上記したように、布団乾燥機は少し面倒だったので、ふだんはレイコップのみ。
お休みの日は布団乾燥機+レイコップみたいな形でダニと闘っています!
ただ、以前から愛用している商品ではありますが、通常版のレイコップは少々重たい……。
布団1枚しっかりときれいにしようとすると、結構な重労働です。
ですので今はレイコップLITEという少し軽いタイプを使っています。
通常のに比べてやや機能が減りますが、それでも十分きれいになりますし、寝心地もよし!
レイコップが高いなーという人は、アイリスオーヤマなどの製品だともう少しお安いのも売っています。
ダニを発生させない予防が肝心!
ダニの予防にはダニ捕りマット!
こうして、ダニの退治の仕方を紹介してきましたが、一番いいのはそもそもダニが近づいてこないこと!
そうしたときに役に立つのがダニ捕りマットの存在です。
あまり耳なじみのない商品かもしれませんね。
私も赤ちゃんが産まれてから、ダニ対策を調べている中でその存在を知りました。
こうしたダニ捕りマットの特徴としては、
〇布団に張り込んでいるダニをマットに誘引する
〇マットがダニの水分を奪い退治する
〇退治したダニはそのままマットに閉じ込められる
〇時期が来たらマットをそのまま捨てるだけ
となります。
だいたい一つのマットが数か月効果を持つ商品が多く、我が家では赤ちゃんの寝る布団の下に敷いて使用していました。
こちらも必要なものだからか、種類が多くどれを選ぶか迷いますが、私は評判も良かった下記の商品を選びました。
公式のホームページでも詳細が書かれているので参考にしてみてください。
【ダニ捕りロボ】ダニが気になる場所に置いておくだけ!とりあえず試しにならダニよけスプレー
虫よけならぬダニよけスプレー!
ダニよけスプレーのなにがいいかというと、お値段がお手ごろで手間がいらないということ。
ただやはり効果という点では、上記してきたものに比べると劣るのではないかと思います。
スプレーですもんね。
一応こういうものもありますよということで紹介はしましたが、我が家は上記してきた商品のフルコースだったため、スプレーについては購入しませんでした。
試しに使ってみようかなという方であれば、ここくらいから始めてみるのもいいかもしれません。
おわりに
ここまでダニ刺されの症状や対処法などについて紹介してきました。
最初に書いたように、赤ちゃんの周りにはダニが集まりやすい要素がたくさんあります。
そして赤ちゃんは、ダニから自分を守ることができません。
ダニを退治・予防し、赤ちゃんに近づけさせないようにすることができるのは周りの大人たちだけです。
ダニは目に見えない脅威であり、感じとりづらくもあります。
でも我が子の健やかな成長のために手間をかけてあげていただければなと思います。