2023年9月に、以前からずっと行ってみたかった角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。
東所沢駅から徒歩15分くらい、ところざわサクラタウンにミュージアムはあります。
1階から5階までの建物で、売りはなんといっても本棚劇場!
紅白歌合戦でYOASOBIが歌った場所ということで有名にもなりました。
つまらないなんて評判もある角川武蔵野ミュージアムですが、本好きにはいいところだなと感じました。
角川武蔵野ミュージアムまでの道のり
道はいたってシンプル。
最寄り駅はJR武蔵野線の東所沢駅。
東所沢駅は改札が一つしかないので迷うこともなし。
改札を出て、右手に進んでいきます。
10分弱ほど歩いて、西松屋のある交差点を左折すると、公園みたいな場所に出ます。
ここを突っ切ってまっすぐ進んでいくと、ところざわサクラタウンに到着です。
ところざわサクラタウンの敷地に入れば、奇妙な形の建物が見えてくるのですぐにわかります。
開館時間が午前10時からとなります。
さて、行くとしたら迷い心配はない道のりですが、どうせならもう一つやっておいたほうがいいことがあります。
それは、アニメの絵の描かれたマンホール探しです!
私は知らずに行ったのですが、歩いている途中にふと足元を見ると、マンホールに『スレイヤーズ』のイラストが描かれていたんです!
私が中学生の頃にドはまりしていたライトノベルですね。
懐かしくてすごくびっくりしました!
そこで周囲を探していくと角川武蔵野ミュージアムに向かう道にちょこちょこ出てくるんですよ。
あとで調べてみたところ、全部で28か所あるようなので、ぜひこちらも探して楽しんでみてください。
角川武蔵野ミュージアムを体験!
さて、私も初めて角川武蔵野ミュージアムに行ったわけですが、最初はちょっと不安もあったわけです。
というのも、ネットで角川武蔵野ミュージアムって入れると、そのすぐあとに、「つまらない」って検索ワードが出てくるんですよね。
いったいどんなもんだろうなって思いながらでしたが、これがすごく良かった!!!
読書好き、本好きにはたまらない場所ではなかろうか。
ざっくり感想をお伝えしていきます。
私が角川武蔵野ミュージアムに行ったのは、2023年9月1日。
午前10時の開始と同時に入ったことと、金曜日だったこともあり、人はそんなにおらず、ゆっくりと見て回ることができました。
入り口に見える、受付、入場口がすでに2階になります。
入ってすぐ右手には、1階に下りる階段があって、そちらはそのときに行っている企画展の会場です。
私が行ったときは、「体験型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」が行われていました。
ちなみにあまり興味がなかったので入っていません。
目的は、4階にあるエディットタウン内の本棚劇場だったため、エレベーターに乗って4階へ。
4階へ到着すると、そこにはテレビで見たことのある景色が。
早く入りたかったのですが、まずは係員さんにチケットを確認。
私は楽天トラベルで予約していたので、スマホで見せて、再入場を可能にするシールをもらいます。
これがあれば、一度出た後も戻って来れますし、他のところに入る際の証明にもなるみたいです。
少し脇によって注意事項を教わります。
主に写真撮影はオッケーだけど、動画撮影はNGということと、飲食は中では厳禁ということ。
シールを肩掛けカバンに貼り付けていざ、本の世界へ。
いやーこれがもうたまらない場所でした。
しばらくほげーと口を開けて眺めていました!
エディットタウンは、変わった形の本棚に本が並べられているブックストリートと、展示があるアートギャラリー、本棚劇場、それにいくつかの企画展があります。
ブックストリートでは、9つのテーマごとに本を集めて展示をしていました。
これがもうね、見ていて飽きない。
ずっと眺めて、どんな本があるのかをチェックしていきたい気持ちでした。
椅子も用意してあって、座って読むこともできます。
他のお客さんも、本を手に取ってぱらぱらとめくっていました。
アートギャラリーは、「古代エジプトの教科書」ということで、古代エジプトの基礎知識的なところで、これはこれでおもしろかったです。
あといくつか展示があって、「魚っとこ水族館」では、金魚の種類や、金魚をあしらった作品なんかが展示されていました。
そしてなんといっても、本棚劇場!
ここを目的に来ていたのでかなり一人で興奮していました!
隅に、紅白にYOASOBIが出た時のポスターがあったので、こちらもパシャリ。
「YOASOBIが立っていたのはこの角度か」
なんて考えながら高く積まれた本棚をしばらく眺めて楽しみました。
行った時間が早かったこともあって、私が行ったときは本棚劇場に誰もおらず、かなり満喫できてよかったです。
10時40分頃には、プロジェクションマッピングもあったので他のお客さんと共にのんびり鑑賞。
5分ほどと短かったですが、文豪やその作品のタイトルが映し出されたり、火が上がったりとなかなかにおもしろく。
動画がNGっていうのがとても残念。
本棚劇場の脇には、5階へ行く階段があります。
階段にも、割と古めのコレクションのような本たちが並べられていました。
5階に行くと、角川主催の文芸賞とその受賞作品が並んでいて、
「これって角川だったんだ」
と驚きつつ、次に読む本のリストに加えていきます。
あと5階は武蔵野にちなんだものがあるみたいで、武蔵野ギャラリーでは、ハンモックが吊るされていたので、他のお客さんもいなかったのでのんびりと乗ってみることに。
ひととおり見て回ったら一度エレベーターで2階へ。
そこから今度は、階段を降りて1階にある「マンガ・ラノベ図書館」に行きました。
ここでも、最初にもらったシールを見せて入場可。
ここの1階部分がマンガと幼児用の絵本とかで、階段で2階に上ると、ライトノベルが本棚にぎっしり入っていて、ラノベ好きにはたまらない空間になっています。
ここのものは、図書館というだけあって、自由に読むことができ、クッションも設置されていて、すでに何人もの人が思い思いに読書にふけっていました。
『Re:ゼロから始める異世界生活』のレムの大きな人形も置かれていたり、本棚のところどころに、ラノベのキャラクターのフィギュアがあったりで、それを見て歩くだけでもおもしろかったです。
ミュージアムが終わったら角川食堂へ行こう!
角川武蔵野ミュージアムが終わったら、食事でもいかがでしょう。
ところざわサクラタウン内には、他にもいくつも食べるところがありましたが、初めて訪れたなら角川食堂がおすすめです。
お茶だけなら、ミュージアムの2階にある角カフェでもいいですが、食べるとなると少し物足りない。
角川食堂はお昼どきということもあって、少しずつ人が増えてきている印象でした。
営業開始は午前11時から。
私は、あいがけカレー(3種類あるカレーから2種類選べるもの)と、狭山茶コーラをチョイス。
カレーは、1400円だったかな。
ツタンカーメンの展示にちなんだ左側の辛めのカレーと、角川オリジナルの右側のカレーで、見た目は少なかったけど、食べるとけっこう満足。
狭山茶コーラは、お茶とコーラという興味深い組み合わせで意外と悪くない。
角川食堂と書かれたコースターは、返却口で捨てるみたいだったので記念に持って帰りました。
それ以外にもおばんざいプレートが美味しそうでしたが、こちらはまた次回にいただきたいと思います。
チケットによる見れるものの違い
チケットは、大まかに3種類あります。
企画単品のチケットか、スタンダードチケットか、企画一つを含んだ1DAYパスポート。
単品チケットは、
〇1階のマンガ・ラノベ図書館のみ利用可能なもの
〇1階グランドギャラリーの企画展のみ利用可能なもの(今回はツタンカーメン)
〇3階のEJアニメミュージアムを利用可能なもの
があります。
アニメミュージアムは、今回は「ニコニコ動画と初音ミクのキセキ」(2023年9月10日まで)というもので、これは、スタンダードチケットにも、1DAYパスポートにも入っていません。
参加したい人は、これだけは別に購入する必要があります。
スタンダードチケットは、1階グランドギャラリーの企画展示と、3階のアニメミュージアムを除いて、他は見れるというチケット。
1DAYパスポートは、スタンダードチケット+1階グランドギャラリーの企画展示となります。
自分がどこを目的とするかで必要なチケットを購入しましょう。
ちなみに、当日券もありますが、ホームページには、売り切れになることもあるとあったので、事前にネット予約をしておいた方が無難かなという気がします。
おわりに
ということで、角川武蔵野ミュージアムの感想でした。
正直に言ってしまえば、本好きなら楽しめます!
本に囲まれているだけでも楽しいし、ここに行ったってことが話題にもなりますね。
ただ、なんとなく、そういうのがあるから行ってみるかーくらいの人だと、思ったよりも何もなくてつまらない、という感想になるのかも。
もし行くなら、企画展も興味がある内容のときに行くのがより楽しむコツかなと思いました。