今や、一人に一台は携帯電話を持つ時代です。
SNSの利用者もどんどん増えていますね。
私自身も、Twitter、Facebook、Instagramを利用しています。
とても便利なSNSですが、危険な側面も持っています。
せっかく楽しく便利なツールなので、安全に気をつけながら使っていきたいですね。
そこで、実際にどのような危険があるのかをここでは紹介していきます。
SNS被害の4割がTwitter!
2018年10月5日の新聞に、2018年1月~6月までのSNSを通じて犯罪被害にあった18歳未満についての警視庁の報告が載っていました。
その記事によると、
〇被害者の9割が、高校生と中学生
〇青少年保護育成条例違反、児童ポルノ、児童買春被害が多い
〇SNSのうちTwitterを通じてのものが4割
となっています。
Twitterは、本名を名乗ることなくアカウントを作ることができます。
実際にプロフィールに書かれていることが本当かどうかなんてわからないですよね。
誰に対してでも、フォローができますし、DM(ダイレクトメッセージ)を送ることもできます。
便利なツールである分、犯罪にも利用されやすいのです。
Twitterによる犯罪被害に気をつけよう
DMは誰でも簡単に送れる
私もTwitterを利用しているといろんなDMが送られてきます。
私の場合は、ブログをしていることをプロフィールに書いているので、
「簡単に稼げる方法を教えます」
「ブログのアクセスを増やす方法を知りたくないですか」
と言ったDMがそこそこの頻度で届きます。
これらは犯罪とは言えませんが、連絡を取り合うと、教える代わりにお金を要求されることになります。
世の中、そんなに甘いものではないということですね。
でも送ってきた相手のプロフィールや投稿だけを見ると、そんなに怪しい人には見えないのが怖いところです。
本当に相手がどういう相手かもわからず、誰でも簡単にDMを送ることができるため、知らない人からのDMには気をつけてください。
Twitterで仲良くなっても一対一で会うのは危険!
最初の頃は、
「プロフィール見て仲良くなれるかなと思ってDM送りました!」
といった内容で近づいてくるケースもあります。
自分に興味があるんだなと思うとちょっと嬉しいですよね。
最初は趣味やふだんの生活の話から入り、少しずつ仲良くなっていきます。
そして、仲良くなってきたら、
「一度〇〇で会ってみない?」
「〇〇に一緒に行こうよ」
といった内容が送られてきます。
こうしたDMがきたらあなただったらどうしますか?
もちろん、純粋に仲良くなって一緒に遊びたいというケースもあります。
でも、ここから犯罪に巻き込まれていくケースも少なくありません。
少しでも怪しいなと思ったら会うのは止める
もしも会うのであっても、一人にはならないこと
できるだけ一目につく場所を選ぶこと
万が一ということもあるので、気をつけるに越したことはありません。
同年代の女の子だと思っていたら……
こういうケースもあります。
Twitterで知り合って、趣味も話も合う。
一度、実際に会って一緒に遊ぼうという話になり、待ち合わせをすることに。
待ち合わせ場所で待っているとそこに現れたのはずっと年上の男性だった……。
自分がこういうケースに出会うと怖いと思いませんか。
ただ身分を偽っていただけであれば嫌ですがまだましな方です。
そのまま犯罪に巻き込まれるケースもあります。
詐欺の仲間に引き込まれることも
Twitterで仲良くなった人と待ち合わせをして遊びに行きました。
会って話をしたり、カラオケに行ったり。
その中で相手に、
「どこの高校なの?学生証見せてよ」
と言われ何気なく見せると、学生証の写真を撮られ、特殊詐欺の手伝いをするように強要されたというケースもあります。
当然、詐欺なんてできない。
断ろうとすると、
「お前の学校も住所もわかっているんだ。逃げられると思うなよ」
と脅迫されます。
そうして言われるがままに、出し子や受け子をやらされてしまいます。
信頼できない人には、自分の個人情報を簡単に渡してはいけません。
そしてもしも、こういうケースに出会ってしまったらすぐに警察に通報してください。
Twitterに載せる情報に気をつけよう!
簡単に写真をアップしないようにしよう
つい投稿しがちな写真。
友だちとのわいわいとした写真を載せたくなりますよね。
でもその写真からあなたの個人情報があっという間に広まる可能性があります。
例えば、制服を着ていたらそれだけで、どの学校に通っているのか調べられてしまいますよね。
景色などからも、どのあたりの景色なのか、見る人が見ればわかります。
写真自体に、位置情報がついたままのこともあります。
こうしたところから、あなたがどこの誰であるかを突き止めて、中にはそこからストーカー被害にあったという人もいます。
また、自分だけでなく、一緒に写っている友人にもその被害が及ぶこともあります。
写真を投稿するときは、そうした危険がないかよく考えてからにしましょう。
何気ないつぶやきからも個人情報はわかる
「私は個人情報は載せてないから大丈夫!」
そう思っていても、何気ないつぶやきから個人情報がわかることもあります。
例えば、
〇駅の名前
〇お店の名前
〇帰り道にカフェに寄った
〇テニスの試合がいつあった
〇3回戦までいけた!
〇急にもの凄い豪雨になった
他にも思いつくものはありますが、こうした内容だけでもかなり人物が特定されてきます。
すぐにこれだけで犯罪に巻き込まれるわけではありませんが、少しでも可能性を減らすために、意識していければと思います。
終わりに
私自身、Twitterを始めとしたSNSをよく利用します。
これ自体は悪いものではありません。
でもそれを悪用しようとする人がいることも忘れてはいけません。
賢く使えばそれだけ自分の生活を楽しいものにしてくれるものですからね。
少しの意識で安全に使うことができるようになります。
これを機に、今の使い方は大丈夫かなと振り返ってみてください。