習い事

習い事でおすすめの水泳!メリットとデメリット。我が家の場合は。

子どもの習い事を考えたとき、候補の一つとして上がりやすいのがスイミングです。

2024年のベネッセが行った調査でも実際に行っている習い事として、英会話やピアノを抑えて堂々の1位となっていました。


男女別に見ていくと、男子でもやはり水泳が1位で、女子は1位がピアノで2位が水泳となっています。

我が家でも娘が4歳になる少し前から水泳を始めました。

実体験として、

「水泳は習い事としてとてもおすすめ!」

と声を大にして言いたいです!

ぱっと思いつくだけでも、体力はついたし、よく風邪を引いていたのもあまり引かなくなりました。

水泳でしっかり動くから、水泳のあった日は寝かしつけがかなり楽ちんだったりということも。

いいことづくめだなって思う水泳ですが、改めて体験を振り返りながらメリット・デメリットを紹介していきます。

水泳を習うメリット

1.基礎体力がつく

まずは純粋に体力がつきます。

水泳は全身運動の代表とも言われるスポーツです。

水中では水の抵抗で体全体にほどよく負荷がかかるんですね。

よくダイエット初心者に水泳や水中ウォーキングが進められるのもこのあたりが理由なのかな。

そのおかげで無理なく、「基礎筋力」や「基礎代謝」を向上させることができます。

娘が通っていたプールは、有料で一般にも開放されているところだったので、私も実際に泳いでみました。

30分も泳ぐと次の日、いろんなところが筋肉痛になってるんですね。

日常生活ではあまり使わない部分まで刺激されて、体を鍛えて体力をつけるという意味でもかなり有用だと感じます。

2.運動神経が良くなる

基礎体力がつくことと並行するものですが、「運動神経が良くなる」ことが期待できるのもメリットの一つです。

水泳ってスポーツだけどその中でも位置づけが少し違う気がするんですよね。

運動が苦手な子でも水泳は意外とできたりします。

そこから体の使い方を覚えていって運動神経が向上しやすく。

特に「ゴールデンエイジ期」と呼ばれる5歳~12歳あたりまでは、憶えも早いし伸びやすいので、この時期の水泳は子どもの成長に期待大です!

3.子どもの自信になる!

水泳が得意なことって意外とその子の自信になります。

一つには、スイミングスクールって細かいクラス分けをしていることが挙げられます。

娘が通っていたスイミングスクールも、ひよこ組から始まって、めだかとか、くらげとか、かに、たつのおとしごなど。

だいぶ泳げるようになってくるとイルカみたいないかにも泳げそうなクラスになるんですよ。

ひよこ組だと、顔を10秒つけれれば合格!みたいな簡単なところからで。

次々に新しいクラスに進むのが娘もうれしかったみたいです。

4.水泳の授業で活躍できる

これは個人的に私自身が実感したことです。

小さい頃の私は運動が苦手で、走るのは遅いし、持久力もない。

鉄棒やマット運動はほとんどできず、サッカーの授業だと運動ができない友達とゴール前にたむろして、相手が攻めてきたら守りにいくもあっさりと抜かれる役回り。

正直、体育の授業ってあまり好きじゃなかったんですよね。

その中でも唯一輝くことができたのが水泳の授業!

小学校低学年から水泳を習っていたので泳ぐことはかなり得意でした。

クラス対抗の水泳対決ではリレーのメンバーにも選ばれて、みんなに応援されて。

これは子どもながらにかなり嬉しい出来事だったなと今でも思います。

得意なことが一つでもあるって、子どもにとってはとても大きな力になります。

5.挑戦する力が身につく

水泳はその子に挑戦する力をつけてくれます。

上記したように水泳に通うと細かくクラス分けをして、少しずつ難易度も上がっていきます。

新しいクラスになったばかりだとうまくいかないのがあたり前。

その中で先生に教わったり、他の同年代の動きを見ながら学んでいくわけです。

自分が頑張ればその分だけ上手になる。

できないことでもやっていくとできるようになる。

こうした体験は何事にも代えがたい宝になります。

6.水の危険が理解できる

水泳に通ってプールで泳ぐと失敗することもたくさんあります。

水を飲んでしまうことだってあるし、思っていたよりもプールが深くて溺れそうになって焦ることだって。

そうした経験を積み重ねながら、

「水って危ないんだな」

ってことがわかるようになります。

習い事だからちょっと危険なことがあっても、すぐさま指導員さんがフォローしてくれます。

絶対安全、とまでは言えませんが、比較的安全な中で水の危険を学ぶことができるというのは大きいことです。

7.将来、海やプールで大いに楽しめる!

ある程度泳ぐことができるようになれば将来的に水のアクティビティを楽しむことができます。

大きくなってくれば友達と海やプールに行く機会だって出てくるものです。

もちろん、海やプールに行かなくたって生きていくことはできますが、友達が盛り上がっているときに、

「私は泳げないから……」

となるのは悲しいもの。

それにやはり泳げて水が怖くなければ楽しいですよ。

私自身はスキューバダイビングをするので、

「泳ぎが得意で良かった!」

と心の底から感じています。

自分ができることの幅が広がるんだなと実感しています。

8.新しい友達ができる(親にも)

私の娘は4歳頃から通っているので、自然と水泳での同い年の友達ができました。

幼稚園や保育園とは別の友達って本人にとっても新鮮なようで、水泳に行くたびにその子と楽しそうに遊んでいました。

親としても、自分達の幼稚園や保育園とは違った視点での育児の話や周囲の状況が聞けるというメリットもあります。

たまたま娘が仲良くなった子は、小学校受験をする家庭でもあったため、教育系の話を親から聞けてとても勉強になりました。

他の幼稚園ではこんなことをしているのかというのもわかり視野が確実に広がりました。

水泳を習うデメリット

正直デメリットってあるのかな?という感じもしましたが考えてみました。

思いついたのは以下の3点です。

1.それなりに月謝がかかる

習い事に欠かせないのは月謝ですね。

水泳もそれなりにお金がかかります。

だいたい4000円~8000円くらいと幅はありますね。

私が利用していたところは、比較的月謝が安いところでしたが4000円くらい。

他の習い事もするのであればなかなか無視できない金額です。

2.タイミングを間違えると水嫌いにも

水泳は早い時期から始めた方が水にも早く慣れていいと思います。

でも、あまりに早すぎたり、水を怖がっている状態で行かせたりすると、逆効果も。

水泳の習い事が嫌な経験になってしまうと、後々まで泳ぐことが嫌いになってしまう可能性もあります。

個人差はあるので、その子の状態を見つつ、まずは体験くらいから始めてみるのがいいと思います。

3.個人競技であること

運動系の習い事っていっぺんにたくさんする家庭は少ないんじゃないかなーと思います。

数ある習い事の中でも、水泳は個人競技より。

子どものときに学びたいことの一つには、チームワークだったり、協調性だったりってやっぱりあると思うんですよね。

幼稚園や小学校でもそうしたことはもちろん学べます。

でも、一つの枠組みの中でしっかり学ぶとなると、サッカーみたいな集団スポーツをすることってかなりいいんですよね。

そうして面では水泳は一段階劣ると思います。

とはいえ、協調性を学ぶことを第一目標にしているのでなければそれ以上のメリットがあるのが水泳だとは感じています。

どれくらいで泳げるようになるのか。

これは個人差があるので一概には言えません。

ただ、私の娘の場合、4歳になる少し前から通い始めて、小学校に入るときにはクロールで25m泳げるようになりました。

ですのでだいたい3年弱といったところでした。

とりあえずクロールができるようになるまでという考えで言うなら、2年~4年くらいで到達できるような気がします。

小学生になってから水泳を始めるのであれば、もっと早く泳げるようになるでしょう。

ちなみにそのスイミングスクールは、クロールのあとに背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの順番で教えていました。

そこまでできたら、それ以降はタイムだったり、メドレーだったり。

どのあたりで水泳の習い事を止めるかも家庭によって考えがあると思います。

我が家は一通り四種目泳げるようになったらあとは本人の意思に任せることにしています。

水泳を習うなら早い時期がいい。

水泳は習い事としてやるなら早い時期から始めたほうがいいと考えています。

子どもの習い事を考えたときにどの時期になにを習わせたらいいかって決まっていますか?

小学生に入ると子どもは忙しい!

私が子どもの頃って、習い事と言えば習字、ピアノ、水泳が多くて、小学生になるとスポーツ少年団に入る子も増えていくという印象でした。

いまほど中学受験も過熱していなかったので塾通いがなかったんですよね。

でも、今って小学生でも塾に行ったり、公文に入ったりっていうのがけっこうあたり前。

中学受験も首都圏だと3割近くのご家庭が考えます。

多い地域だとクラスの半分が受験なんてことも。

凄い時代ですよね。

私は中学受験なんて学年で一人か二人みたいな地方の田舎で育ったので驚きばかりで戸惑っています。

本気で中学受験となると、4年生くらいから塾通いなんですよ。

英語の授業だって小学校からやりますし、みんなが習い事をするから遊ぶ相手がいないなんて話も聞きます。

つまり小学生になるとやることが一気に増えていきます。

上記したようにある程度泳げるようになることが目的なら4年くらいと思っておけばだいたい達成できるでしょう。

4歳から始めたのであれば小学校2年生くらいには目標達成です。

すると、残りの小学校時代は本人がやりたい習い事をさせるでもよし、中学受験に向けて対策をするでもよし。

早めに水泳というカリキュラムを終わらせることで先々に余裕が生まれます。

水泳をやらせたいのは親なケースが多い。

だったら最初から水泳をしなければいいじゃないか。

そんな考えだってあります。

だいたい子どもが水泳を習うのって、子どもから自発的に、

「絶対水泳を習いたい!」

っていうケースは少ないと思うんですよね。

サッカーとかダンスなら本人の希望が強くってということもあるのでしょうが。

「将来的に役に立つから」

「健康になるから」

と親が子どもにさせたいと思って始める方が圧倒的に多いです。

我が家もやはり、夫婦で子どもの習い事について話し合ったときに、水泳、ピアノは習わせたいとまず思いました。

最終的に本人が嫌だと言えばしないつもりでしたが、きっかけは親でしたね。

幼稚園、保育園の頃だと、自分でこれを習いたいというのは難しいもの。

本人の本当にやりたいことが見つかるまでの選択肢として、上記のメリットを含め水泳はかなりいいと思います。

まとめ

水泳はそれなりに月謝はかかるものの、子どもにとってのメリットがかなり多い習い事だと思います。

〇基礎体力がつく

〇運動神経が良くなる

〇子どもの自信になる!

〇水泳の授業で活躍できる

〇挑戦する力が身につく

〇水の危険を知ることができる

〇将来、海やプールで大いに楽しめる

〇新しい友達ができる

といった話をしてきました。

そして始めるなら早いほうがいい。

最後は子どもの希望によると思いますが、検討する価値のある習い事だと言えます。