三線(沖縄三味線)

エイサーとカチャーシーの違いとは?動画で違いを見てみよう。

三線の練習のためにいろんな曲を見ていると、

「これはエイサーの定番の曲です!」

「カチャーシーでよく使われます!」

なんて言葉を目にします。

 

なんとなくああいうやつかな?といった想像は働くものの具体的に説明してといわれるとよくわからないものです。

『エイサー』と『カチャーシー』って何が違うんでしょうか?

私もよく知らなかったのでこの機会に調べてみました。

今回は、この二つの違いについて紹介していきます。

『エイサー』と『カチャーシー』の違い

エイサーとは?

エイサーは、沖縄の伝統の芸能で、きちんとした役割を持った人たちが沖縄の曲に合わせて太鼓をたたいたり踊ったりしているものです。

旗頭
太鼓打ち
手踊り
地謡
京太郎

といった役割が存在します。

地謡が三線を弾いたり、歌ったりする人ですね。

旗頭は大きな旗を振っている人なのでとても目立ちます!

 

エイサーには決まった形がなく、その地域・地区によって個性があります。

こうした形が定まっていないのって沖縄っぽさの一つですよね。

自由で柔軟なイメージがあります。

 

エイサーはだいたい旧盆の時期に踊られます。

本土の盆踊りにあたり、現世に戻ってくる祖先の霊を送迎するため、歌と囃子(はやし)に合わせ、踊りながら地区の道を練り歩きます。

沖縄全島エイサーまつりをはじめとして、各地でエイサーのイベントも行われています。

新宿でも7月頃に開催されているので、見に行ってみるのも楽しいです。

カチャーシーとは?

カチャーシーとは、沖縄方言で『かき混ぜる』という意味になります。

 

『唐船ドーイ』など、テンポの速い沖縄民謡の演奏に合わせて踊られることが多いです。

両手を頭上に挙げ、手首を回しながら左右に振っている姿は印象的です。

 

テンションの上がった人たちが立ち上がって踊るのはカチャーシーですね。

沖縄の結婚式でもカチャーシーを踊ることが多いようです。

この二つはどう違うのか

『エイサー』と『カチャーシー』を端的に説明すると、

『エイサー』

〇みんなで一緒に踊る

〇役割がしっかり決まっている

〇伝統芸能

〇三線・太鼓といった楽器や旗を使う

 

『カチャーシー』

〇それぞれが自由に踊る

〇テンションが上がったときに急に始まる

〇教わるというよりも自然と覚える

といったところでしょうか。

エイサーは、エイサーを踊る団体が存在して、エイサー祭りもありますが、カチャーシーの団体ってあるのかな?私は聞いたことがありません。

『エイサー』と『カチャーシー』を動画で比べよう

ここでは、どちらにもよく使われる『唐船ドーイ』で違いを見てみましょう。

まずはエイサーから。

息のあった太鼓の音と手踊りの女性たち。

聞こえてくる三線の音と歌声。

沖縄旅行に行くと必ずこういうのを観に行きたいですね。

 

続いてカチャーシーです!

見ての通り、観客も一緒になって踊っていきます!

混じるのは少し恥ずかしいですが、それも最初だけ!

すごく楽しい気分を味わえること間違いなしです。

終わりに

簡単ですが、『エイサー』と『カチャーシー』の違いについて紹介してきました。

文章にするとわかりづらいですが、動画を見ると全然違うものですよね。

 

一般的に観るのが『エイサー』、一緒に踊るのが『カチャーシー』といったところです。

どっちも素敵な沖縄の伝統ですね。