仕事

保育士って厳しくて仕事は大変!だからこそ勤める保育園選びが重要!

近年は多くの家庭が共働きで、我が家も例のもれずそんな家庭の一つでした。

だから保育園にはとてもとてもお世話になりました。

子どもも保育園でたくさんのことを学ばせてもらって、家だけでは経験することができないことも体験させてもらって感謝しかありません。

預ける私たちはもう、

「先生本当にありがとう!!」

という気持ちでいっぱいなのですが、先生方と話す機会があっていろいろと聞いてみると、保育士ってすごく大変なようです。

我が家では二つの保育園にお世話になっていました。

その中でもとても仲の良かった先生が翌年転職したときは子どももかなりショック。

でもそれくらい保育士ってどこで働くかで待遇が違うのだと感じました。

保育士が働く環境はどの職場を選ぶかでまったく違ってきます。

最初に通っていた無認可保育園

最初に娘が通っていたのは無認可の保育園でした。

というのも、認可保育園を希望していましたが、我が家はフルタイムとパートの夫婦だったため、認可に入れるほどの点数がなくどこも落選。

とはいえ、保育園に入らないわけにもいかなかったため、比較的近い場所にある無認可保育園に入園することにしました。

そこは定員50名程度の保育園。

同年代のお友達も十数人いて先生もたくさんいて楽しそう。

でもその翌年にはごっそり転職者が出て、先生が相当数入れ替わっていました。

なぜそんなに転職者が出ていたのか。

そこの保育園は、保護者や園児にとってはとてもいい保育園でした。

口コミなどの評判も良く、私も娘を通わせてよかったと思えるところです。

でも保育士側からするとそうではない。

〇補助も出ないので給料が比較的安い

〇シフトが土日祝日関係なしに組まれる

〇そのため連休はまず存在しない

〇行事の準備はほぼ保育士がする

〇病児保育もやっている

転職された先生も子どもたちは可愛いけれど、もっと条件のいい保育園に行きたいと話していました。

二つ目に通った認可保育園

その後、運よく近くで認可保育園が新設されることになり、ぎりぎりそこに滑り込むことができたのでそちらへ転園しました。

そこも規模としてはほぼ同じで定員50名程度。

少し以前通っていたところよりも建物も園庭も大きくなりました。

そこは保護者目線で見ると、以前よりもやることは少し増えました。

行事があれば衣装や制作物をいくらか自宅で作っていくことになったり、病児保育がなくなったので風邪を引いたりしたときはどんなに仕事が休みづらいときでも、預けることができません。

でもその分、先生たちの負担は以前の保育園よりも軽かったのかなと思います。

少なくとも、日曜日と祝日の受け入れと、病児保育がないだけでもかなり違いますよね。

だからか、年度の切り替わりでもほとんどの先生が転職することなく残ってくれていました。

ただし、新設の保育園だったので、年度始め4月は怒涛のような忙しさだったようで、先生たちもかなりぴりぴりとしていたように思います。

何が大変って、

〇一斉に入園した50名がみんなどんな子かわからない

〇毎日のルーチンも確定しておらず手探り状態

〇子どもたちも全員が初めての環境で泣きまくる

〇親も初めての保育園だから手際が悪い

〇保育士同士も初顔合わせが多くまだつかめない

ただそれも5月6月になってくると落ち着いたようで、先生方も笑顔で働けているようでした。

保育士は職場選びが肝心

私が子どもを通わせていた二つの保育園ですが、保育士さんへの待遇はぜんぜん違っていました。

明らかに前者の方が大変なのに、給料も安い。

もちろん後者も責任はあるし、新設だしで苦労は多かったと思います。

それにしたって同じ保育園でもここまで違うのが保育士という仕事なんだなと感じました。

保育士さんの転職ってすごく多いんですよね。

とある転職に関する調査によると、業種別で見たときに医療や看護、介護業界に次いで転職者が多かったようです。

そして、同じ業界、すなわち転職後も保育士となった割合がかなり高いんですね。

これが何を表しているのかというと、

〇よりよい環境を求めて転職する人が多いこと

〇それだけ保育士の求人が多く転職はしやすいこと

この二つがわかります。

保育士になる人って、子どもが好きとか、成長を見ていたいとか、その仕事に情熱や誇り、やりがいを持ってくれている人が多いともいます。

だからこの仕事を続けていきたいと、転職しても業種を変えることは少ないみたいです。

でも、どうせ同じ仕事をするなら少しでも環境や待遇のいいところで働いた方がいいのも事実です。

だからこそ、これだけ転職を考える人が多いのだと感じました。

おわりに

保育士という仕事は本当に尊くありがたいものだと思います。

特に私たちのような共働きをする人にとってはなくてはない存在です。

だからこそ、多くの人がよりよい環境で働けることが望ましいと感じています。

今の環境はどうなのかなと感じたら一度ほかの保育園はどんなのかと調べてみるのもいいななと思います。

今は保育士専門の転職サイトなんてものもあるんですよね。

もし何かいまの職場で問題が起きたときや、つらいなと思ったときに、

「いつでも自分には転職という選択肢がある!」

と思えるだけで仕事というのはやりやすくなるものです。

それもまた保育士という仕事を長く続ける秘訣かなと思います。