結婚して初めて保険について考えるという人は多いのではないでしょうか。
私も独身時代は、車の自賠責保険くらいしか頭にはありませんでした。
でも、結婚して家庭を持つとそれだけではいけないということを自覚します。
自分になにかあったときどうするのか。
家族をどう養っていくのか。
誰しもが不安に持つことですね。
そのもしものときの不安を和らげてくれるのが保険です。
とはいえ、保険ってたくさんありすぎてよくわかりませんよね。
そこでここでは、実際に私が入っている保険を紹介します。
いま現在入っている保険には、
〇死亡保証付き医療保険
〇がん保険
〇家の火災保険(地震保険付き)
〇子どもの学費用の生命保険(貯蓄型)
〇共済保険
があります。
もちろん同じ保険に入る必要はありませんが、こういった家庭だとこういう保険に入っているのだという参考にしてください。
我が家の構成
どの保険に入っているかの前にうちがどういった家庭なのかも簡単に説明しておきます。
現時点で我が家は、
〇夫⇒30代後半、年収600万円台半ば
〇妻⇒30代後半、パート月収5~7万円
〇子ども⇒現在幼児一人、二人目まではほしいと考えている
という家族構成です。
夫に健康上の問題は特になし。
定年が65歳まで延長確定したのでそこまでは頑張って働く予定です。
家のローンも35年ローンを組んだので定年ぎりぎりまで払います。
こういった家庭で入っている保険だという前提でここからを見てください。
死亡保証付き医療保険
我が家では、一番保険が必要なのは、大きな病にかかりお金が必要になったときだと考えました。
そんなことがないのが一番ですが、何が起こるかわからないためまずここに備えようと考えました。
オリックス生命の死亡保証付き医療保険で月々約6000円です。
入院などは1日5000円。
手術で10万円と比較的低めの設定です。
先進医療特約として、こちらは2000万円まで保障されているものになります。
基本的には、こうした先進医療が必要でないレベルのものであればある程度自力でどうにかするつもりでいます。
死亡保障は250万円。
この保険+後述する共済保険で亡くなったときは約600万円はでることになります。
自身の葬式代+残された人が数か月いろいろ整理する期間という考え方です。
また、これは掛け捨てではなく、65歳まで払い続けたらそこからは支払いなしで、終身(死ぬまで保障)に切り替わるタイプになります。
老後が長くなると思うので、それ以降を楽するために先に払おうと思いました。
がん保険
こちらは、有名どころですがアフラックの『新生きるためのがん保険Days』です。
月々3800円ほど払っています。
入院は1日5000円。
診断給付金でがんなら100万円。
手術1回につき10万円。
手術でなくても治療を受けた月ごとに5万円。
といった内容になります。
これに特約としてがんの先進医療がついています。
こちらも65歳まで払い続けると終身に切り替わるタイプです。
やはり一番怖いのはがんなので、上記の医療保険と合わせて加入しています。
火災保険(地震保険付き)
こちらは家を購入したら誰もが入ると思います。
でも火災保険もどこまで保障を厚くするかで金額がかなり変わります。
我が家は、富士火災海上保険の火災保険に入っており、火災保険10年、地震保険5年で約25万円です。
保障内容には、火災、地震、突風、竜巻といったものへの保障はありますが、家具などの被害や、洪水被害は入れていません。
理由としては、家具の保障はすべて保障してもらえるわけではなく、その時点の家具の価値によって保障額が変わること。
※テレビでも買ってから何年もたって耐用年数も過ぎているものでは保障されません。
ハザードマップを見ても洪水被害が及ぶ可能性は相当低いことなどがあります。
子どもの学費用の保険(学資保険のかわり)
昔は、子どもの大学費用として学資保険が多かったとのことです。
でも最近はわざわざ学資保険に入らずに、貯蓄型の生命保険に入る人も増えています。
我が家も後者を選びました。
ジブラルタ生命の米国ドル建終身保険(低解約返戻金型)に入りました。
これが我が家で一番高く月々20000円ちょっとです。
子どもが15歳になる年まで毎月払い続けていく予定になっています。
その時点で解約しても、払い込んだ額+αになる契約です。
これをすぐに解約せずに子どもの大学入学まで置いておけば、さらに少し戻ってくるお金が増えます。
単純計算で360万円ほど払い込む予定で、それをそのまま子どもの大学費用にあてる計画です。
毎月自分たちで2万円ずつ貯金でもよかったのですが、やはり自分に万が一のことがあったら怖いので貯蓄型の生命保険という形をとりました。
共済保険
これが一番保険料が少なく月々2000円ほど。
どこの都道府県でもある県民共済です。
元々は県民共済に入った時の特典目当てでしたが、死亡時の300万円、病気やけがの保障もあることから今も継続しています。
共済保険のいいところは、その年に被保険者、つまり死亡したり、病気になった人が少なかったらその分、保険料が帰ってくるというところです。
掛け捨てなので基本はなくなるものですが、そのうち半分くらいは戻ってきているので、実際は月々1000円ちょっとの支払いになっています。
コスパ的に悪くないのが共済かなと思います。
我が家は基本的に死亡保障は少なめ
生命保険の保障額を決める際に、保険会社は残された家族の老後までを含めて金額を出すと思います。
「これくらい残された家族が生きるのには必要です!」
といわれるとつい、その話に乗りたくなってしまいます。
死亡時に5000万円とか8000万円とか残せればそれはいいことですよね。
でもその分、月々の保険料はかなり高額になります。
上記したように私が死んだ場合、死亡保障はざっくり600万円ほどです。
なぜかというと、死んだ場合、いま払っている自宅のローンはなくなります。
つまり少なくとも住む家は丸々家族に残すことができます。
それに加えてふだんの貯蓄と600万円があれば、当面の生活は成り立ちます。
妻には実家もあるので、もしものときは自宅を売り払って実家に身を寄せることも可能です。
そこまで考えれば、死亡時の高額の保障は我が家には必要ないとの結論に至りました。
65歳以降の負担を少なくするように
上記した保険のうち、医療保険とがん保険は65歳で終身保険に切り替わるタイプのものです。
全部支払いがなくなるわけではありませんが、大半は払い済みとなり、65歳以降の負担がかなり軽くなります。
年金生活になったときに保険料はかなり厳しい。
とはいえ解約するのもなかなか難しい。
ということで、先に払いきってしまおうという考えでこうした保険の形をとりました。
おわりに
どんな保険が必要なのかはその家族によって変わります。
今回紹介したのは、夫婦と子ども一人(将来的には二人)の家族のものです。
結婚して保険に入ろうという人や、保険の見直しを考えている人の参考になれば幸いです。
保険はあくまで保険です。
なにも起きなければ無駄になるかもしれません。
でも、保険に入ることで安心ともしものときの安全を買っているのです。
必要な範囲で自分たちにあったものをよく検討してもらえたらと思います。