社会人になりたてのころ、職場の先輩から、
「新人なんだから先輩よりも遅くに来るな!」
と叱られたことがあります。
言葉は違っても、出勤時間ぎりぎりに行くと、
「もっと早く出勤しないと」
「30分前には来ないと」
と言われたことがある人もいると思います。
では、職場には早く行かなければいけないのか。
結論から言うと、
遅刻さえしなければよい!です。
なぜそう思うのか、うちの職場のことも含めて紹介していきます。
Contents
なぜ30分前に来るように言われるのか
実際に仕事では、遅刻さえしなければ何時に出勤しても問題がないはずです。
出勤時間ぎりぎりに出勤していたからといって、
「遅いから処分します!」
というわけにはいきませんよね。
ではそれなのになぜ早く来るように言われるのか。
自分たちも同じようにしてきたから
こういう先輩はとても多いです。
「新人はそうするって決まっているんだ!」
「昔からそうやってきているから」
と言うのが彼らの言い分です。
自分たちがしてきたことなのに、後輩が同じようにしないのはおかしい。
いえいえ、その考え方がおかしいのだと思います。
先輩が来ているのだから
これもおかしな理屈です。
年長者を敬うこと自体はいいことだと思います。
よほど変な人でない限り、礼儀を持って接する方がいいと思っています。
しかし、
「先輩が来ているから後輩も出勤するように 」
というのはまた別の話ですね。
早く来て仕事を覚えるのが新人の仕事だろう
こんなことを言われたこともあります。
でも仕事なら勤務時間に覚えたのでも問題ないですよね。
早くに出勤しても、勤務時間前に先輩に質問するわけにもいきません。
そこまで早くに来たからといってできることが少なくて困ります。
新人は朝一で、ゴミ捨てとお茶出しだ!
これもよく言われていました。
お茶出しについては、私が働きだしたときにはなくなっていましたが、先輩曰く、
「新人はまず先輩のコップがどれかを覚えるんだ」
「誰がコーヒーで誰がお茶かを把握するのが大変なんだよ」
ということらしいです。
出勤時間よりも早く出勤して、先輩が来たらその人に合わせてお茶出しをする。
嫌ですね、こんな職場。
ゴミ出しは、私が新人のときはまだあり、出勤時間までには事務室のゴミを集めて捨てに行くことが日課になっていました。
でも数年前に、これはおかしいのではないかという話になりなくなりました。
今は気づいた人が捨てるという形になっています。
それでも若手が捨てに行く回数が多いですが、これまでのように強制ではなくなっただけでも一歩前進でしょうか。
職場の先輩にどうして早く出勤する必要があるのかと問うと、このあたりの答えが返ってきます。
職場に30分前に行くことのメリット
私は基本的には、出勤時間に間に合えばいいと思っています。
でも、30分前に行くことにメリットがあることもわかっています。
静かな環境なので仕事がはかどる
これは忙しいときや、案件が溜まっているときにいいなとは思います。
まだほかの社員がいないので話しかけられることがありません。
別の仕事を頼まれることがないので目の前の仕事に集中ができます。
実際に勤務時間になると、
・周りとの仕事の相談
・後輩に仕事の指示
・急な案件への対応
など自分がしようと思っていた仕事の手が止めなくてはいけないことがたくさんあります。
早くに行って仕事を片付けるのは一つのやり方ではあると思います。
先輩や上司からの評価がよくなる
不思議なことに、早くに行って仕事をする人や、残業する人に対して、
「よく頑張っている」
という評価がなされることが多々あります。
本来は、勤務時間内に、必要な仕事を終わらせることができるのが一番です。
でも、働いている時間が長いと、それだけ仕事をする姿が目につきます。
それが頑張っているという評価につながるのだと思います。
事前準備ができて仕事がスムーズに進む
だいたいどこも仕事の開始時間は大きくは変わらないと思います。
早くに出勤することで、その日に連絡をする案件の整理や、これまでのやり取りを振り返ることができます。
そうすることで、出勤時間になってからすぐにその日に行う案件に取り掛かることができるといういい点もあります。
私が普段どうしているのか
私は基本的には遅刻しない程度に出勤しています。
出勤時間のだいたい20分前くらいに自分の机に座っています。
そこで一日の流れを確認して、時間が余れば本を読んでいることが多いです。
職場に着いた時点で仕事を始めている人もいますが、私は必要がなければ時間までは仕事に手を着けません。
ただし、事前準備が必要なときは別です。
準備に間に合う時間帯に出勤して、時間が余ればいつものように本を読んでいます。
私にとって早く行くことは、その日の仕事をいかにスムーズにするかだと思っています。
それに、早く出勤するということはそれだけ早く起きなければいけません。
私はきちんと寝ないとしっかり働けないタイプなので、10分でも長く寝れるなら、周りからの評価よりも寝ていた方がいいと考えます。
終わりに
仕事に早くに来ることのメリットや、私がどうしているのかを紹介してきました。
これは、どういう職場か、その人にとって何が大事かによって早く出勤すべきかどうかは変わってくると思います。
私にとっては、基本的には必要ないことではあります。
ただ、ぎりぎりに行くことで、
「いつもぎりぎりだな」
という印象を持たれてしまうのも事実です。
メリットもデメリットも考えた上で、自分にあった選択をしていければと思います。