仕事

職場の後輩に仕事を教えるとき、先輩が考えておきたい7つのこと

社会人になり、後輩ができてくると、

「どうやって後輩に教えたらいいんだろう」

と考えることが増えてくると思います。

 

私が職場で後輩に指導をしたときに、

「こうしたらよかったな」

「これは失敗だったな」

という点について今日は考えていきたいと思います。

 

 

相手が何も知らないことを前提に話す

先輩たちを見ていてよくありがちなのが、

「社会人なんだからこれくらい常識だろ」

という態度で後輩に接することです。

 

社会人になった以上、挨拶であったり、相手への配慮であったり、知っておいてほしいことはたくさんあります。

ただ、それらは、働いたり指導されたりしていく中で少しずつ覚えていくものです。

最初からすべての後輩が持ち合わせているものではありませんよね。

 

私自身も、新人だったころを思い返すと、常識はずれなことをたくさんしてしまったと恥ずかしく思います。

電話のかけ方も受け方もよく知らなかったです。

 

本来であれば、事前にそうした常識を調べておきたいところですが、なかなかそういった人は少ないのが現状です。

ですので、まだ何も知らない状態であることを意識して指導にあたることが大切です。

 

そう考えるだけで、

「なんでそんなことも知らないんだ!」

といきどおることも少なくなります。

「教わってないだけ、知らないだけなんだな」

と少し冷静になれるかと思います。

 

後輩の方も、何も知らないことをいきなり怒られると、

「だって知らなかったんですもん!」

と反発したくなる気持ちも出てくるものです。

 

基本的に声は荒げない

私が新人のころに苦手だったのが、大きな声で怒鳴られることです。

 

きちんと理由があり、それを理解できれば、

「これはよくなかった!反省しよう」

と思えるのですが、 新人のころは、なぜそこまで言われるのか、怒鳴られるほどのことなのかともやもやした気持ちを抱えることも多かったです。

 

そのこともあって、私が後輩に指導するときは基本的には声を荒げず、丁寧に教えることにしています。

その方が、相手も、自分の何が悪かったのか理解しやすいですし、怒鳴られたときよりも素直に受け止めやすくなります。

 

「厳しく言った方が身に染みるだろう」

という考え方もありますが、そのときはそれでもいいかもしれませんが、毎回同じように指導をされていると、徐々に避けられてしまいかねません。

私も、新人のころは大きな声で指導をする先輩を避けていました。

 

厳しい指導はここぞというときに

とはいえ、厳しい指導も場合によっては必要です。

職場によってその場面は違います。

 

私の職場では、気をつけないと大けがにつながるときがあります。

そうしたときにふざけていたり、注意事項を守っていなかったりするとそのときには厳しく指導をします。

本当に危ないときはそのまま失敗すると取り返しがつかなくなります。

周りはもちろんですし、本人にとってもよくありません。

 

工事現場や建設現場は特に危険が多いですね。

医療現場でも一つ間違えれば患者の命にかかわります。

学校などでも子どもを預かっている以上、絶対に守らなくてはいけない点は多いと思います。

 

そうした本当に必要なときには厳しく、時には怒鳴ることも大切です。

 

普段から怒鳴っていると本当に大切なときがわからなくなります。

いつもは丁寧に指導してくれている人が怒鳴っているからこそ、

「これは本当にいけないことなんだ」

と理解することができます。

 

マニュアルを用意しておく

これは私が後輩に指導するときにはよくしていることです。

A4用紙1枚の短いものでもいいので、簡単なマニュアルがあると相手の理解はとても早いように感じます。

 

私の職場では、一定のケースごとにざっくりとしたやり方はありますが、細かい点についてはあまりマニュアルがありません。

それでも、教えていて、

「これは理解しづらいだろうな。少し複雑だな」

と思う内容については、メモ書きでもいいので手順を書いて渡すことにしています。

 

こうしたひと手間で後輩の理解が早まると、そのあと何回も同じことを聞かれることもなくなります。

少しの手間で結果的には仕事が早く進むようになります。

 

メモを必ず取らせる

新人のうちは、教わった内容を必ずメモに取るように指導をしています。

 

理由としては、

〇メモを取ることであとで振り返れる

〇ただ聞くよりも相手が真剣になる

〇一度教えたことを本人も自分で思い出そうとする

といったことが考えられます。

 

私は質問をされればいつでも後輩に応じるようにしていますが、一度聞かれた内容については、答えた後に、

「メモとってなかったっけ」

と尋ねることがあります。

これはできるだけ自分でわかることは自分で考えてほしいと思うからです。

 

もし後輩が、

「わからないことがあれば先輩に聞けばいいか」

という気持ちで仕事をしていれば、なかなか仕事を覚えられないですし、成長もしていきません。

同じ時期に入社した後輩でも、その意識の差で数年もすると仕事への取り組みが変わってきます。

そうした意味でも、メモを取らせて仕事に真剣に取り組めるように促すことが大切です。

 

行動で示す

山本五十六の有名な言葉があります。

「やってみせ 言って聞かせて させてみて

ほめてやらねば ひとは動かじ」

 

後輩への指導でこの言葉ほど的確なものはないなと感じます。

 

言われただけではよく理解できないことというのはたくさんあります。

 

実際に教える側が模範を示し、言葉で説明して、やらせてみる。

その上でいいところ悪かったところを指摘していけば、その後輩は更に成長していけます。

 

後輩側としても、口だけであまり動かない先輩を信頼することはできません。

当然、そうした先輩からの指導を素直に受け止めることができなくなります。

 

まずは自分から行動で示す。

率先垂範の姿勢が大切です。

 

成功失敗をよく見てあげる

後輩への指導は、やって見せて、教えて、実際に後輩にやらせてそこで終わりではありません。

後輩がやってみて、どういう結果になってもその後の対応がとても大事になります。

 

後輩が仕事にうまくいったとき、普段どのように声をかけていますか?

仕事をして当たり前という態度で接しられると少し寂しいものがあります。

 

「お疲れ様!頑張ったね」

「今回のとてもよかったね」

そう言われるだけで、頑張ってよかったな、次も頑張ろう!という風に思えますよね。

 

逆に失敗したときに、

「何やってるんだ!」

とただ怒鳴られると、意気消沈してしまいます。

 

でも、先輩が、

「今回何が駄目だったかわかるか」

「次はこうしていこうな」

と言ってくれれば、落ち込んでいてもそこから反省しよう、頑張ろうという気持ちになります。

 

社会人なのだから決められたことをやるのは当然ですが、人間ですのでこうした少しの周りの対応で意識も気持ちも変わってきます。

こうした一つの仕事が終わったときほど、周りの対応が大切になります。

 

終わりに

ここまで私が普段仕事をしていて感じた、後輩への指導で大切なことを紹介してきました。

 

社会人になれば仕事をするのは当然です。

給料をもらっている以上、それ相応の仕事をするのがあたりまえです。

 

でもやはり人間ですから、周りからの態度や言葉で気持ちの浮き沈みがあります。

特に仕事を始めたばかりのころは、わからないことも多いのでより顕著にそういった部分が出てくると思います。

そうしたときに、先輩がどのような言動で接するかで後輩の成長も決まってくると思います。

それだけ先輩というものは影響力のある存在ですので、自分の行動一つで後輩が良くも悪くもなるのだなと感じてもらえたらと思います。