※現任者講習実施団体一部更新しました。(2020年7月26日時点)
去年にはこんな事態になっているとは思いもしませんでした。
コロナウイルス感染拡大にともなって、様々なところに影響が出ています。
その影響は公認心理師試験や、現任者講習会にも。
私自身、2020年度に現任者講習会に参加して2021年に試験を受けるつもりでいたためとても困っています。
同じような人が多くいると思うので、ここでは2020年の第3回公認心理師試験および現任者講習会についてわかる範囲で紹介していきます。
現時点では、試験は延期され12月20日(日)に実施されることが決定しました。
現任者講習会はオンラインを含めて一部団体で日程が出始めました。
なお、公認心理師について知りたい人はまずは下記の記事からどうぞ。
Contents
第3回公認心理師試験について
公認心理師試験の6月から12月への延期が決定!
2020年4月14日。
厚労省から『新型コロナウイルス感染症拡大防止を受けた第3回公認心理師試験の延期について』という通知が出されました。
その内容としては以下のようになります。
〇新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、令和2年6月21日(日曜日)に実施を予定していた第3回公認心理師試験は延期する。
〇全国の7試験地(北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県)全てにおいて試験実施を延期。
〇延期する試験の日程は、現時点では未定。
〇決定次第、官報で公告するとともに、一般財団法人日本心理研修センター(指定試験機関)のホームページにて知らせる。
〇試験実施に関する事項については、随時、一般財団法人日本心理研修センターのホームページにて公表する。
これは今年受けるつもりだった人からするととてもショックなことだと思います。
その後、2020年の7月に入り、2020年度の公認心理師試験の日程が決定されます。
試験日は12月20日(日)。
詳細は下記のホームページにのっています。
すでに受験申込をしている人について
続いて、6月21日の試験に受験申込をしている人についてです。
〇4月8日(消印有効)までに申込が完了している人は、延期後の試験を受験することができる
〇受験申込の不備報告書が届いている人は、記載されている締切日を延期するが、今後ホームページに対応を掲載するので確認すること
〇書類に不備がある場合、必要があればセンターの業務再開後に個別に連絡をする
〇受験申込書の内容に変更が生じた場合、変更届を送付すること
といった内容になります。
もともと第3回公認心理師試験の受験申込は終了しているため、4月8日までに行った人は、そのまま受験できるようです。
延期後の公認心理師試験について
最後に延期後の公認心理師試験についてです。
〇受験できるのは、4月8日(消印有効)までに申込をして、受験資格ありとされた人となる
〇受験票の送付は、試験日程が決まったあと、官報やホームページに掲載するが、従来は試験日の3週間前に送付している
〇試験会場は送付される受験票でお知らせする
〇原則として試験地の変更はできない
〇配慮申請については、試験日程が決まってから相談
〇延期後の試験日に都合がつかない場合、特に救済措置を設ける予定はない
といった内容でした。
試験日が延期されますが、追加で受験申込はできないようです。
また、基本的にほとんど未定の状態のため、こまめにホームページ等で確認が必要です。
2020年の現任者講習会について
2020年の現任者講習会について
私としては公認心理師試験よりも、今年度の現任者講習会の方が気になります。
現任者講習会を受けられるのもあと2年だけですから、今年受けないとなかなか不安になります。
今年度の現任者講習会については、2020年3月31日に実施要領が出ています。
内容をまとめると以下のようになります。
〇 現任者講習会の実施者は、一般社団法人又は一般財団法人
〇実施時期は、令和2年7月1日から 12 月 31 日まで及び令和3年4月1日から 11 月 30 日までの期間
〇現任者講習会を申し込もうとする者に対して、受験資格等の制限を設けないこと
〇公認心理師試験の対策に資する講習会ではないことや現任者講習会を受講しても受験資格が得られない場合があることを周知すること
〇現任者講習会の申込受付は、原則として先着順ではなく抽選で行う
〇 定員を超過する申込みがあった場合に、キャンセル待ちの受付を行う
〇定員に空きが生じた場合に、受講者の追加募集を行うこと
〇新型コロナウイルス感染症等の感染症拡大防止対策を講じること
〇現任者講習会は30時間
細かい規定はたくさんあるのですが、私たち参加希望者に関係するのはこういったところかと思います。
現任者講習会をオンラインで行うことについて
新型コロナウイルス感染拡大にともない厚生労働省から通知が出ています。
『令和2年度に実施する公認心理師現任者講習会のオンラインでの実施について』というもので、2020年4月13日に出されたものです。
私たちとしてもコロナウイルスの感染は怖いのでオンラインでできるのはありがたいことです。
通知の内容をまとめると以下のようになります。
〇これまでオンラインでの受講を認めていなかったが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、オンラインでの実施を認める
〇オンラインでの実施は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した特例であること
〇オンラインで実施しても、実施要領にある内容や時間を縮減していいものではないこと
〇受講者が視聴したことを確実に確認できる手段を講じること
〇受講者が受講内容について質疑できる機会と環境を設けること
〇オンラインでの受講ができない人のために、従来の方法での実施も考慮すること。ただし、感染拡大のリスクが高くならないように対策を講じること
細かい点をはぶくと、おおむねこういった内容になります。
これはあくまで、オンラインでも実施していいよというものなので、実施者がオンラインをするつもりがなければ従来通りの方法になります。
できることなら多くの団体にオンラインでの実施をお願いしたいところです。
ちなみにこの通知は、厚生労働省のホームページから見ることができます。
各団体の現任者講習会の予定について
現時点で対応が未定の団体もありますが、わかっているところもあるので紹介します。
※2020年6月15日に厚生労働省のHPに現任者講習会実施団体として申請した団体が公表されました。
【一般社団法人 国際心理支援協会】
〇会場実施は、横浜(9月5日~8日)、大阪会場(10月10日〜13日)、仙台(11月21日〜24日)、福岡(12月3日〜6日)
〇オンライン実施(インターネット上の動画で視聴):9月1日~11月30日の予定(定員4000人)
〇申込:7月中旬~11月22日頃の予定
〇ログイン準備期間:2020年8月中を予定
〇受講料:会場受講58000円、オンライン受講45000円(テキスト代4180円別)
【一般社団法人 播磨講師協会】
〇オンライン講習会を予定
〇時期は10月~11月ころで30時間
〇費用は40,000円程度(テキスト代を除く)
〇受講者募集等は8月上旬にホームページにて公表・受付開始
【一般社団法人メンタルヘルス協会】
〇申込期間:7月中旬から8月頃開始予定
〇受講期間:福岡会場及び第1回オンライン9月19日~22日、第2回オンライン10月10日~11日、10月17日~18日、第3回オンライン10月31日~11月3日、第4回オンライン11月21日~24日
〇方法:遠隔会議システムZOOMによるオンライン講習
〇カメラ搭載のパソコンもしくは画面の大きいタブレットが必要
〇インターネット環境必須
〇受講の選定は先着順ではなく抽選
〇受講料:50000円
このほか、【一般社団法人日本遠隔カウンセリング協会】、【公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター】、【一般社団法人日本産業カウンセラー協会】、【公益財団法人関西カウンセリングセンター】、【一般社団法人こころの臨床】、【一般社団法人日本スクールカウンセリング推進協議会】、【公益社団法人日本精神科病院協会】が、厚生労働省のホームページで令和元年度に現任者講習会を開いていた団体になります。
いまやるべきことは
少しずつ現任者講習の申込の情報も出てきていますので、確定したら忘れずに申し込みをしましょう。
私もかなり気になってそわそわとしています。
さて、あいまいな部分もありますが、今年度は今年度で試験はある!
現任者講習会もオンラインでもなんでもある!
開催することだけはわかっているので、今は合格に向けて勉強をしましょう!
私は今年、現任者講習会に参加して、来年受験予定なので先日テキストを購入して勉強を始めました。
まだ2020年の試験前だからなのか、2021年の試験向けのテキストが少ししか出ていません。
私がAmazonでみる限り、現時点で2冊だけ。
本当は赤本って書いてるのがほしかったのですが、時間がもったいないので’20’21対応のこの本にしました。
仕事しながらの人は時間も限られているので、早め早めの行動をしてみんなで合格を勝ち取りましょう!
※下記のテキストは、最初の方がきちんとした試験用のテキスト。
2つめの方がどちらかというと公認心理師の解説がメインになります。
ご参考までに。